チェコで滑る大天使ミハルの話
チェコ・オストラヴァに欧州選手権の観戦に行った一番の目的はミハル・ブレジナ選手を応援するためである。チェコで滑るミハルが観たかったのである。地元で大会である。世界選手権より歴史がある欧州選手権である。そこで頑張ったミハルのお話をする。
1月25日(水)大会初日
会場前の停車駅でトラムを降りるとすぐに目に入ってきたのがこれ
もちろんチェコ代表選手の看板は全員分ある。でも一番に見えるところに設置してあることにミハルへの期待を感じる。世界で戦ってきた実績は一番だし年上だしエースの扱いなのは当然かもしれないがやはり嬉しくなる。一方でそれが過度のプレッシャーになってないかなと心配にもなる。本人には失礼かもしれないけど。複雑なファン心理である。
この日は試合が無いミハル。チェコ代表のメンバーとペアの応援に来ていた。モニターに映っていた。肉眼でも見た。
1月26日(木)大会2日目
今日もミハルの試合は無いけど、製氷中には昨日と同じく公式練習の様子や記者会見の様子がモニターで流れる。やはり注目されるのはミハルである。もちろんペアで良い位置につけたアンナ&マーティン組も女子のミハエラちゃん、男子のジリくんも紹介される。
この日ミハルはツイッターでJohn Wilson Bladesにスケート靴のブレードを用意してくれないか頼んでいる。荷物が届かずスケート靴が無いダニエル・サモヒン選手のため。なんとか用意ができるようでサモヒン君はショートに出られることになった。どんな結果になるにせよ、出来ることはしようというミハルの行動はいいなと思う。
1月27日(金)大会3日目
男子ショートプログラムの日。朝からめちゃくちゃ緊張している。ミハルが力を出し切れるか、ケガをしないか(蘇る2014ワールドの記憶)、自分はちゃんと花を投げ込めるのか。・・・・え?自分の心配かよ。最初は花を投げるつもりなんか全くなかった。演技に集中するつもりだった。でもプレゼント受付が見つからなかった。多分なかったと思う。そんなことをアナウンスしていた気がする。ならばこの手紙はどうすれば良い?!英文法の記憶を引っ張り出して書いたこの手紙は!?(普段のリプはノリと勢いのブロークンイングリッシュ)花束と一緒に包んでもらって投げ入れるしかないじゃない。投擲は苦手中の苦手だけどもやるしかないじゃない。投げ込まれた花やプレゼントの行く末を詳しくは知らないけど。
話が逸れた。ミハルの話に戻る。
ミハルは最終グループの3番目の滑走である。最終グループまで何時間あると思ってるんだ緊張で息ができない!と思ったりもしたが、実際試合が始まると緊張はどこかへいってしまった。目の前の選手に夢中となりミハルのことを考える余裕がない。単純極まりないただのスケオタであった。
そんなこんなで最終グループ。6分間練習前の選手紹介でミハルがコールされたときの会場の割れるような歓声。会場中がミハルを応援している。こんな中滑るのはどんな気持ちなんだろう。6分間練習でジャンプをバンバン跳ぶミハル。跳びすぎじゃない?と思うくらい跳ぶ。3F-3Tと3Aを重点的に跳ぶ。このふたつが勝負の鍵?なんとなくリラックスしているように見える。
前のふたりの演技が終わりミハルがリンクに上がる。観客は大きな手拍子で盛り上げる。演技に入る直前、空気をピリッと張りつめさせてからポーズをとる。静寂。一瞬ニヤッとするミハル。やられた。いきなりトップスピードで入るミハル。心臓が跳ねる。手拍子の応援がまた始まる。最初のジャンプ3F-3T、フリップ高い速い。トゥループちょっと怖かったけど回った。目の前のジャンプで気迫を感じた。トリプルトリプルが跳べた。もうすでに嬉しい。次の3Lz、余裕。ルッツ跳べるんじゃん。いつもやれ!!!このあたりからいける気がしてきた。キャメルスピンが怖くなかったのも良かった。そして3A。あなたの得意なアクセル。勢いに乗っていった、けど入りが少し傾いていたような。転倒。ダイナミックなジャンプでダイナミックに転倒。回転は大丈夫。客席のため息も大きい。でもすぐに手拍子で後押し。すぐにステップ。美しい。おしゃれプロの真髄。カーブが深い。スピードが違う。目つきも鋭くセクシーに。瞳の力もぐっと。好き。こちら側に滑ってきて膝をついて回るパート、トップスピードで入ってきてびっくり。かっこいいいいいい!ミハルのステップの好きな所、スケートが伸びる。脚と腰の逆をとるような動き。深いエッジ。手の仕草。最後はスピンふたつ。今日は安心して見ていられた。回転がつまらなかった。上手くなった。いつもの150%くらい力出たんじゃないかな。フィニッシュ。「転倒してごめん」って顔をした後お辞儀。四方に向けて丁寧なお辞儀。体中で拍手を浴びている。それを見られたことが嬉しい。キスクラでも楽しそう。いつものする両手でGOOD!!のポーズで会場が沸く。ミハル両手を掲げてそれを煽る。会場さらに沸く。それを聞いて、頭を指差して「転んじゃったよー」なポーズ、会場からは拍手。そしてまたGOOD!イキイキしてて嬉しそうで楽しそうで。得点には「うーん?まあこんなもんかな?」って表情。それでもシーズンベスト。カメラに向かって手を振る。よくやる目を大きくする表情。ここで次の選手の演技が始まる。
直前練習でジャンプを決めるミハル↑はい、かっこいい
ミハルのショートを見て。年末の4か国選手権のフリーを肩のケガで棄権したからとても心配だった。でもまず抜けがなかった。クワドを封印したプログラムでジャンプを揃えたいところ、ルッツもフリップも入った。それだけにアクセルの転倒が残念。シーズン序盤から構成を変えて後半に組み込んで。勢いある転び方だったし回転もちゃんと認定されていたからポジティブに受け止められる。ステップはまじで好き。ほんと好き。めちゃくちゃかっこよかった。気絶しそうなほど。こんなに速いんだ、こんなにディープエッジなんだ、こんなに良い表情するんだ。映像で見てもかっこいいのに目の前で見るステップの迫力はもっとすごい。ミハルの持ち味はステップだと勝手に思ってる。プロトコル見たらレベル4はもちろんGOEも今シーズン一番の評価もらっててホテルで喜び爆発した。スピンはいつもハラハラしちゃうけど、今日は安心できた。既出だけどとにかく、ああ上手くなった。良かった。が素直な感想。レベルも取れるところはきっちり4取れて、加点も貰えてておめでとう。スケートカナダなんか最後のコンビネーションスピンレベル2な上マイナスされたしね。そして演技構成点は40点乗った。よし!やっと8点台4つ揃った。残るTransitionsも7.96で8が近い。安定して高得点が出るSkating Skills。そうミハルはスケートが上手い。美しいの。ありがとう!PCS40点超えてるのハビとマーカちゃんとミハルだけじゃん?!やったねー!ショートを終えて全体の8位。
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_SP_Scores.pdf
今日が男子SPとわかった7月からずっとワクワクしていた。ミハルのショートが昨シーズンからの持ち越しとわかってからはもっと楽しみになった。大好きなジェフリー・バトルさんが振付けた「The Way You Look Tonight」を大好きなミハルが滑る。今日は私の誕生日。勝手にこのショートを自分への誕生日プレゼントにするつもりでいて、そしたら本当に素晴らしいプレゼントを貰った。攻めの姿勢で滑るミハル、滑りこまれたおしゃれなプログラムを観せてくれて本当にありがとう。バナーも見てくれてありがとう。余談だけど花は無事に投げ込めた。自分の席からはジャッジ席を挟むのでリスクが高すぎてミハルの時だけ移動した。係の人に聞いて邪魔にならないところで観て(この場所からだと表情が良く見えた)演技後にリンクサイドまで行って投げた。小学生の女の子4人と一緒に!座席は通し券のエリアだから近くにいる人は毎日同じ人で、私がミハルファンだってバレていて、Sorryって言いながら移動させてもらうときなんかGood Luck!!って送り出してくれて、優しいかよ!クスクス笑いながら見守ってくれる人もいて。みなさん、本当にありがとうございます。チェコに来て良かった。中継に映っていたって??え?それはほら、現地にいるんだからそういうこともある()
1月28日(土)大会4日目
男子フリースケーティングの日。アイスダンスも男子もフリー。クライマックスである。昨日ほど緊張はしていないけど嘘です。緊張でどうにかなりそう。ミハルは第3グループの4番目の滑走。案の定アイスダンスも男子も目の前の選手の演技を楽しみ結果に一喜一憂する。ミハルの出番まで長いと思っていたけど、あっという間に時間が来てしまった。
第3グループの選手紹介。今日もミハルへの熱い声援が会場に響く。6分間練習のミハル、目つきが違う。闘志を感じる。スピードも速い。サルコウ、アクセルを気にしている。特にアクセルは時間ギリギリまで跳ぶ。後半のアクセルはステップこんなにつけてきたのか。めっちゃかっこいい。本番で決まりますように。
演技前、会場の大声援をどんな気持ちで聞いていたんだろう。リンク中央でゆっくりポーズを決める。集中を感じたその時、客席から「GO!! Mick!!」の声がかかる。タイミングがずれたんじゃないだろうか。とても心配になる。音楽が始まるとスイッチがもう1段階上がって体中から殺気めいたものが。最初の腕を上げる動き、人を惹きつける力がある。1歩滑りだした瞬間やっぱり好きだと思う。ぐっと踏み込んで伸びるスケート。腰の入り方。他の人とは違う。スケートが上手いんだと思う。1本目、クワドサルコウ入っていくときいける気がした。目の力が違った。手は着いたけど下りた。回転も大丈夫そう。このままいける。大丈夫。でも手は祈ってた。3Aちょっと苦しいけど堪えた。気合いで耐えた。3連続ジャンプ、3F-1Lo-3S。3つめトリプルつけたことに驚いた。ずっとダブルだったのに。転倒してしまったけど、攻めている。勝ちにいこうという気持ちが嬉しい。ステップは気迫。マフィアになりきっている。エッジが深い。スケートが伸びる。上体と脚の動きがしなやかで、それぞれが別の方向に動く振付がとても綺麗に見える。スピンまで一気に持って行った。後半はジャンプが苦しい。練習で確認していたステップから入る3A-2T。リンク中央あたりからアウトとインのイーグル、そして細かいターンの連続から跳ぶ難しい構成。アクセルでステップアウトしてしまったけどなんとか1Tをつけてリピートは避けた。冷静な頭で滑ってたかな。コレオシークエンスは安定の美しいスケート。ハイキックが入ってかっこいい。ミハルのループってあんまり印象になかったけど、とても綺麗な3Lo。シットスピンも流れがある。3Fの転倒が痛かった。本人が一番がっくり来たと思う、一瞬だけ「あーあ」って顔をした。次のルッツがダブルに。最後のジャンプ、2Aを変更してもう一度ルッツに挑む。結果ダブルになってしまったけど、最後まで跳ぼう、得点を積み重ねようという気持ちは痛いほど伝わってきた。コンビネーションスピンも気持ちを切らさずしっかり回った。頑張った。演技を終えて、頭を抱えてしまう。悔しい?苦しい?でも挨拶のときには笑顔。揺れるたくさんのチェコ国旗を見て、煽って、深々とお辞儀。なかなか顔を上げない。どんな表情をしていたのか。観客からは大きな拍手と声援。4方向に挨拶をしてもう1回観客に手を振ってリンクを上がる前、氷に両膝をついて両手もついて頭を下げてた。感謝なのか謝罪なのかどちらもなのか。泣く。演技を振り返るVTRが流れている時もキスクラでもずっと頭を抱えていて。モニターの映像がミハルに切り替わったら笑って、ハートつくってたけど。得点は136.91点。ものすごくがっかりした表情。その後少しおどけてみせて、今度ははっきりと観客に謝った。会場は大きな拍手で応える。次のサマリンくんの演技が始まってもキスクラから動けないミハル。放心?虚脱?悔しさ?表情がはっきり見えたわけじゃないけど苦しそうで、泣いているようにも見えた。コーチがティッシュを渡して、励ましていて。長い間じっと空を見つめて何がいけなかったのか考えていたのかな。もっと別のことだろうか。サマリンくんの演技が始まって1分20秒でやっと立ち上がった。ミハル、最後まで滑ってくれてありがとう。
直前練習でアクセルにステップつけるのがわかって高まっていた↑
ミハルのフリーを見て。涙。最初から最後まで攻める構成。自国開催の大会への強い想いを感じた。冒頭4Sは回転認定されていた。良かった。そしてプロトコルを見てやっぱり嬉しいのは3F-1Lo-3Sの表記があること。回転不足もついてない。攻めた結果の転倒だからポジティブに受け止めている。ステップはレベル4。GOEも2と1が並んでプラス1.20評価。当たり前っしょ。伸びるスケートにディープエッジに上体の動きも複雑につけて、なによりマフィアの殺気と迫力を身にまとっていたもん。「Once Upon A Time (remix)」Once Upon A Time In Americaのサントラを中心とてもかっこいい編曲。フィガロや海賊でクラシック曲も滑れるようになって美しいスケートにぴったりで嬉しかったけど、映画音楽はやはりイキイキと滑るしミハルに合っているのかなと思う。ここ最近はステップが安定して高得点で成長を感じる。心配なスピンは構成順にレベル4,3,2。フライングエントリーの脚の使い方が好きなんだよな。力強くて美しい。とれるレベルはなんとか取ったしマイナスもない。最後のスピンはとにかく頑張れって感じでも頑張ってたし、レベル2なのはなんで?!と思うけど、ミスの後だし何かが甘かったんだろう。後半のジャンプ。ステップからのアクセルばしっと決めてほしかった。絶対かっこいい。めっちゃ難しい入りだけど。イーグルしてきて細かいターンの連続から跳ぶししかも直後のコレオにもイーグルが入ってまさに私得。ステップアウトしてターンが入ってしまったけど1Tをつけたのは意地と冷静さを感じた。シークエンス扱いで基礎点は0.8倍だけどリピートの0.7倍よりは得点が高い。偉い。ルッツがダブルになって次のジャンプまで時間が無い中でダブルアクセルをルッツに変更した判断にはとても驚いた。ミハルが演技中にジャンプ構成を変えるのってほとんど見た覚えがないから。トリプルが跳べてコンボに出来たらアクセルより得点が積み重ねられる。フリップの転倒で落胆した表情を見せた時は心配になったけど、最後まで闘志を持ち続けていてこの大会への熱意を感じた。結果はダブルルッツになってしまったけど。コンボにもならなかったけど。ちょうど自分の目の前で跳んだフリップのあたりから涙がでてずっと祈る気持ちで見ていた。ミハル頑張れという気持ちと、チェコのファンのために最後までと思っているだろうミハルと、ミハルが今目の前で滑っているという事実と色んな事がぐちゃぐちゃになって泣いてしまった。2014年のワールド、ミハルはフリーを棄権した。私はアリーナに行ったけどミハルの滑りは観られなかった。今回は年末の4か国選手権でのケガもあった、攻める構成に変えた、ジャンプのミスもあった、でもミハルは最後まで滑った。苦しくても諦めずに勝ちに行くんだという気持ちが伝わってきて、もうただそれだけで良かった。最後まで滑っただけで嬉しかった。演技構成点は抑えられた印象。まあこの演技では仕方がない。それでも7点台の中~後半で揃ったし、Skating Skillsは7.93あるし、PCSは全体の7位だし、悲観的にならんでもいいかな。リンクを上がる前のジェスチャーはなんだったんだろう。
#EuroFigure
— AbsoluteSkating (@absoluteskating) 2017年1月28日
Michal Brezina did not have the skate of his life, but he thanked the audience as if he did. And the audience loved it!!! pic.twitter.com/vOpBTWmkzh
観客への感謝だったのかな。そう言っている人もいる。私には謝っているように見えて、もしそうだったのなら辛い。謝るようなことはない。良い演技だったらもっと嬉しかったけど、あの滑りを観れただけでよかった。でもミハルは悔しかったと思う。母国開催の伝統ある欧州選手権で、エースとして期待されて、ベストな演技をしたかったはず。メダルだって狙ってただろう。それがジャンプのミスが続いて最後まで意地を見せたけどとてもベストと言える演技ではなくて。悔しくて悔しくてあのジェスチャーがでたのかな。というところで落ち着こう。また泣きそう。キスクラでの様子を見ていて落胆ぶりがすごく伝わってきて、ミハル、プレッシャーかけていたらごめん。楽しみにしてる応援してるってうるさかったらごめんって思っていた。そんなこと言っていたらアスリートの応援なんてやってられないし、選手だってそんなことでベストが出せないようじゃ勝てないことはわかっている。けど、のびのび滑れていたのかなと心配になる気持ちはどうしようもない。試合が終わった後のインタビューでものすごい勢いで話すミハル、表情はまだ悔しそうで、でもたくさんたくさんチェコのお客さんに伝えたいことがあるんだなとわかって、この大会に懸ける想いはどれほどだったのかとまた考える。最後まで闘志を見せてくれてありがとう。フリーは13位、総合では12位で欧州選手権フィニッシュ。ワールドはきっとうまくいく。
この日のミハルのフィアンセ、ダニちゃんのインスタがまた泣かすんだ!載せれないけどね。ミハル良い子見つけたな!大事にしろよ!
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_FS_Scores.pdf
Axel jump in warm up. @mick_brezina #european2017 #ostrava #czech #チェコの大天使ミハルに会いに行く2017
これが試合で決めて欲しかったステップからのアクセル。
1月29日(日)大会5日目
エキシビションの日。昨日からミハルが何も言わない。まあ当然っちゃ当然かもしれんけど心配。地元大会だからエキシビションは出る…よね…?出なかったら??朝の公式練習観に行けばよかったかな。と不安になりながら会場に向かう。会場で配っているプログラム見たらミハルの名前あった。一安心。しかもめっちゃ良い順番。金メダリストたちの出演の前に入れてもらってる。さてこれでエキシビションを思いっきり楽しめる。本当に楽しい。ユーロ最高だな。前半が終わってツイッターの通知を確認するとミハルが浮上している。
I want to say thank you to everyone who came to Ostrava and to everyone who watched on Tv!!---->
— Michal Brezina (@brezinamichal) 2017年1月29日
---->You made my day even tho it wasnt the perfect performance that I wanted to show now I have to go on and give everything I can!!
— Michal Brezina (@brezinamichal) 2017年1月29日
無理してるかな。どうだろう。でも前向きな言葉が出たことに安心。がんばれー!ワールドも来シーズンもオリンピックも応援するから。これを見た後にミハルのエキシがあるのなかなかやばい。現地…最高…
ミハルのエキシビション「Blue Suede Shoes」が始まる。スポットライトが当たってニヤニヤするミハル。八重歯。かわいい。 黒シャツ腕まくり良い良いよ。あーしかも茶色のベルトしてるー良いよ良いよかわいいいいいいいいいいいいい。ショーになるとトリプルアクセルしゅっと跳べるのね。良かった。とても大きくてきれいなジャンプ。歌詞に何回も出てくる「shoes」に合わせてスケート靴を指さす振付。それのかわいらしさったら。もう!でもちょっとセクシーさもあるんだよ。どういうこと…あ、あれか、美しいスケートでなびくシャツの丈が絶妙で腰がちらっと覗くからか?腹筋も少しだけ見えたりしちゃったりするからか?こういうの別に好きじゃないと思ってたけどそんなことなかったぜFoooooooo!!!!ブルーとグリーンの照明もちょっと大人な感じだね。そして特筆すべきはイーグル。スプレッドイーグル(Spread eagle)である。翼を広げたワシに似ていることからこう呼ばれる。単にイーグルとも呼ばれる。by Wikipedia。ジェフリー・バトルさんのインサイドイーグルを見た2005年の冬から私はイーグルの虜である。勝手にイーグル友の会を主宰するほどである。そしてこのミハル・ブレジナ選手もイーグルが素晴らしい。アウトサイド・インサイドをバランス良く滑ってくれる貴重な存在。それが!このショーナンバーで!はい!ありがとう!アウトインアウトとたっぷり頂きました。しーかーもー私の目の前!!!!手紙でイーグルについて熱く語ったおかげかな。感動。最高。大好き。これがめせもあ。ちゃんのライブ会場ならば絶叫して飛び跳ねるところだが、ぐっとこらえてFooooooooo!!!!!っていうだけにしたよ。堪えてない?跳ばなかったので許していただきたい。あと。歌いながら滑ってるのめっちゃかわいい。どうしよう。晴れ晴れした顔で滑ってるミハルにほんとにほっとする。キャメルスピンいえす!ミハルのスピンで一番好きだよ。演技後の挨拶も飛び跳ねてとびきりの笑顔で!楽しく滑れて良かった!
グランドフィナーレ。出演者全員が一列でリンクにあがる。その真ん中にミハル。嬉しい。こんな嬉しい光景はない。ずっとノリノリで踊ってるし、ニコニコしてるし、楽しそうで、良かったねえ。全部やり切った。大会のフィナーレだよ。重圧から解放されたかな。お疲れ!!!!リンクから上がってチェコ代表メンバーで写真を撮っていて、ミハルがお兄さんって感じでとても微笑ましい。ずっとやっていてほしいくらいだけど、楽しい時間はこれで終わり。
終演後にモニターで流れたミハルのエキシ↑
フィナーレでミハが真ん中にいるのを観られるのって最初で最後かもしれないと思いながら観ていたけど、どっかの大会で優勝すればいいんだよね。グランプリとか。そろそろメダル獲ろう。やったれ。
長野五輪を見てスケートを始めたミハル。チェコはアイスホッケーが強いし最初はホッケーをやりたかった。でもフィギュアを見て「これなら転んでもケガをするのは僕だけ」と言ってフィギュアを始めたミハル。なんて優しい子なんだろう。公式プログラムのミハルの記事でこれを読んでとても嬉しかった。始めたきっかけも素敵。練習環境を求めてドイツに行って、世界ジュニアで銀メダルを獲って、欧州選手権と世界選手権で4位になって、2013年に欧州選手権で銅メダル獲って、ケガがあって、練習費用もかさんで、結果が出ないシーズンが続いて、アメリカに渡ってコーチを変えて。それでもまだ選手を続けていて、次のオリンピックを目指している。ずっと頑張っている。今回チェコに応援に行けたのもミハルが選手でいてくれたから。本当にありがとう。オリンピックで最高の演技で終われるように応援する。同い年だから不思議ではないけど、自分も長野五輪のタラ・リピンスキー選手を見てフィギュアが好きになったからなにか縁を感じる。これからも応援させてね。ミハルはすごい。とっても美しいスケートを持ってる選手なんだ。だから絶対成功する。がんばれ。
ミハルへの愛は語れただろうか。自分の奇行をさらしただけな気もするが。
チェコの期待を背負って、最後まで戦ったミハルのお話はこれでおしまい。
ミハルの応援はこれからも続く。
saki
2017.2.23
エキシビション終了後リンクサイドに下りて。
この写真を撮ってくださった日本の女性の方、本当にありがとうございました。おかげさまで会場に自分がいた証が残せました。
欧州選手権エキシビション・2017.1.29
欧州選手権2017:
現地観戦(1/29)@OSTRAVAR ARENA
観戦メモ+使用曲
大会5日目は楽しい楽しいエキシビション。行きのトラム(路面電車)が満員。自分が乗る駅でもギリギリで、その後の停車駅ではもう誰も乗れないくらいぎゅうぎゅう。そしてほとんどがSPORT ARENA駅で降りた。みんなエキシビション見に行くのね。
会場も満員。ジャッジ席だったエリアも解放されてたくさんのお客さんがショーを楽しみにしている。モニターではウォーミングアップエリアを映している。チェコのミハエラちゃんとアンナちゃんが仲良さげに談笑しながらストレッチ。映っていることに気付いたときのリアクションがとても可愛い。JKだ!!
開演前、お客さんがワクワクしながら待っている。
14:30 エキシビション
First Half
#1 Group Performance
大会初日のオープニングセレモニーと同じグループ演技。2回目の演技だからかより楽しそう。サンバノリノリ、フォーメーションダンスもパリッと。大会の選手紹介で使っていた曲だ。4日間で耳に馴染んだ曲に観客もノリノリ。「Uno!! Dos!!」の掛け声も。初日は気づかなったけど、ソリストの4人ってチェコ歴代の選手では・・・・?バックフリップ入った!!
〔Costume:蛍光オレンジ・イエロー・ピンク、女子ドレス・男性Tシャツ+黒パンツ〕
〔Cheer Leader:黒ベース+赤黄の炎のようなヒラヒラ付〕
#2 Jan KURNIK (CZE)
チェコのジュニア男子からヤン君。スケートはジュニアっぽいけど、盛り上げ方や表情が18歳とは思えない。華があるし丁寧な滑りだし、これからの活躍に期待。
〔Music:Uptown Funk by Bruno Mars〕
〔Costume:ハット・サングラス・紫ジャケ風Tシャツ・黒パンツ〕
#3 Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK (ITA)
1人が滑って1人がそれを見ている、舞台を見ているよう。1人ずつ滑っていても2人で滑っていてもとても絵になる。しっとりと、でも見ている人の心を盛り上げる美しい演技。シングル時代から人気のヴァレンティーナさんとチェコ出身のオンドレイくんに大きな拍手。
〔Music:La Prima Volta by Paul Potts float〕
〔Costume:白ドレス+袖・背中銀キラキラ、白ゆったりシャツ・黒パンツ〕
#4 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN (RUS)
じゃじゃ馬サンドラちゃんをたしなめるイワンのプログラム。ふたりともとても可愛い。白いフワフワドレスを脱ぐとピンクのミニドレス。脱いだドレスでイワンと闘牛ごっこ。そしてドレスを投げつける。「運命」とサルサのミックスが楽しい。コミカルな演技もイワンが可愛い系衣装も珍しくて良いものを見た。
〔Music:Cinco Salsa(first movement of 5 symphony) by Hovedoen Social Clu〕
〔Costume:白チュールドレス→ピンクミニドレス、黒ベスト(丸襟)・タイ+フード付白シャツ・黒パンツ〕
#5 Jorik HENDRICKX (BEL)
4位だもんね!リンクサイドに姿が見えた時から嬉しくて嬉しくて。アップテンポな曲が新鮮。終始ニコニコしていてとても楽しそう。高いバレエジャンプや美しいスケーティングをたっぷり見せてくれた。シンプルな衣装もヨリックの魅力を引き立てている。
〔Music:Silence by Sunset Child〕黒半袖T、黒パンツ。ベルト
〔Costume:黒半袖Tシャツ・黒パンツ+黒ベルト〕
#6 Ksenia STOLBOVA / Fedor KLIMOV (RUS)
暗転している中で椅子をセッティングしている様子が見えて、何が始まるのかワクワク。病院の待合室の設定?脚や腕に包帯を巻いたふたりが順番を取り合って喧嘩している。痛そうなふりをして滑るのでどこをケガしているのかわかって、笑えるんだけどすごい技術だなと感心。曲中に入る「Next!!!」のセリフに合わせて、コミカルな動き。試合であんなに怖い顔をしていた人たちとは思えない。
〔Music:Eine Kleine Nachatmusik by W.A.Mozart〕
〔Costume:黒キャミ・黒パンツ・右足包帯、黒半袖T・黒パンツ・右腕包帯・バンダナ、ふたりとも靴を青いビニールで覆ってスリッパ風?〕
#7 Deniss VASILJEVS (LAT)
デニスくんのエキシビションまで見られるなんて!しっとり正統派。スケートで魅せる。綺麗なイーグルに胸がドキドキ。イーグル友の会会員に認定します。さすがランビエールの教え子といったステップや腕・首の動かし方、美しい。
〔Music:Bring Him Home by Josh Groban〕
〔Costume:黒ベスト(丸襟)・襟大きめシャツブラウス・黒パンツ〕
#8 Anna POGORILAYA (RUS)
ピアノ+ボーカルの音楽に乗せて。歌詞を表現した振付。ジャンプ少なく、美しいスパイラルで魅せる。アーニャのスパイラル久しぶりに見たかも。スパイラルって綺麗だし、個性が出るし、試合で必須要素じゃなくなったの残念だなと思いながら見ていた。フィニッシュは音に合わせて氷上に倒れる。倒れたまま天に向かって手を伸ばしたシーンが印象的。晴れやかな表情をしていて安心した。
〔Music:All I Ask by Adele〕
〔Costume:ブルーシルバードレス・胸元クロス背中開き〕
#9 Anna DUSKOVA / Martin BIDAR (CZE)
チェコのペアに大歓声。若い・明るい・楽しい。そしてふたりともとっても可愛い。マンボに合わせてノリノリ。しっかりユニゾンも見せて。デススパイラルがとても長くて驚き。アンナちゃんが高い位置でお団子ふたつ結びしていて、めっちゃ可愛い。
〔Music:Mamboleo by Mambo Mania〕
〔Costume:イエローミニTシャツ・ミニスカ+ピンク銀ライン、黒シャツ・黒パンツ〕
#10 Mikhail KOLYADA (RUS)
ロックバンドなハレルヤ。男性ボーカルとスケートが相まってとても心に響く。泣きそう。4T・4Lz・3Aと高難度のジャンプをがっつり組み込む。しかもクリーンに。これがミハイルだって見せつける。インサイドイーグル美しい。このプログラム試合でやってほしい。
〔Music:Hallelujah by Axel Rudi Pell〕
〔Costume:長袖青シャツ・黒パンツ〕
#11 Laurine LECAVELIER (FRA)
衣装の胸元開き過ぎだよ、ロレーヌちゃん。なのに爽やか。2A-3Tとかジャンプをがっつり入れてスピードもある滑りだけど、全体ではしっとりと見える。16歳くらいで初めて見た時はこんなに上手なスケートをして、色気と可愛らしさを兼ね備えたスケーターになるとは思っていなかった。これからも楽しみ。
〔Music:You Lost Me by Christina Aguilera〕
〔Costume:白ふわふわキャミ・ショートパンツ〕←上品な部屋着みたいな
#12 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV (RUS)
ドミが赤いマラカスを持って登場していきなりびっくり。社交ダンスの試合。背中にゼッケン「13」番って付いている。凝り過ぎ! 腰遣いが本気、エカテちゃんの挑発的な目線や動き。ものすごく面白い。真面目な顔してやるもんだから笑えてしょうがない。ドミがこのためにマラカスの使い方を練習したのかなとか想像するとさらに楽しい。スピンもリフトもしっかり入ってて技術の高さを見た。
〔Music:Cherry Pink and Apple Blossom White by Perez Prado〕
〔Costume:ピンクブラ(左胸赤ラメ)・スカート+前身だけピンク布付、胸元がっつり開き黒シャツ・黒パンツ・両手に赤いマラカス〕
#13 Moris KVITELASHVILI (GEO)
モリスくんも出るの?!やったね。ロックチューンで踊る踊る。お客さんを煽る煽る。ステップがとても細かい。超楽しそう。見ていて思ったのはプルシェンコのショーに出られそうだなーということ。まだ21歳だけどキャラクターがとてもショーに向いている。
〔Music:Funny Love by Dan Balan〕
〔Costume:青迷彩ジャケット・白Tシャツ・デニムパンツ〕
製氷タイム
キスクラでトマシュがオストラヴァ市長にインタビュー
Stodolni(泊まったホテルがある地区)が眠らない街だよ、とかSushi Barがあるよとか街の紹介をしていた。今回はスケート三昧でアリーナ、スーパー、ショッピングモール、ホテルしか行ってないから、ゆっくり街を見に来たいなと思う。
Second Half
#14 T.VERNEL, L.RAKOWSKI, M.MATLOCH, T.JANECKO (CZE)
スケーター紹介があった時、「ベルネルってチェコにたくさんいるんだなー」とかボンヤリ考えていたのだけど、いや違えし!トマシュ・ベルネル本人じゃし。(取り乱した)大会初日はチーム演技のソリストはやっぱり上手だなとしか思っていなかったけど、名前が紹介されてこれはチェコの歴代の名選手だとやっと気づく。まさかそんな選手たちがちびっ子に混ざって滑ってるとは。エキシビション後半は元チェコ・男子シングル代表の4人によるチーム演技。ジャンプもスピンも健在。個性を出しつつ、ジャンプは4人ぴったり揃って。滑りに貫禄があるし、魅せかたがうまい。目が足りない。現役の選手がひよっこに見える。チェコ来て良かったー!
〔Music:Misery by Trans Siberian Orchestra / The Night of the Sultans〕
〔Costume:白・オレンジ・ピンク・イエローTシャツ、黒パンツ〕
#15 Michaela-Lucie HANZLIKOVA (CZE)
フレッシュ!元気!チェコのミハエラちゃん、エキシビションまで楽しそうな笑顔で。黒っぽいリップで大人っぽくしつつ、髪型は編み込みツインテールで可愛く。10代ならではでいいなあ。ジャンプもステップもノリノリで弾けてる。フィニッシュはフェンスに飛び乗ってポーズ。見ていてこんなにハッピーな気持ちにさせるスケートは才能だと思う。これからどんな選手になるか楽しみ。
〔Music:We No Speak Americano by Yolanda be Cool〕
〔Costume:レーシーなゴールドミニドレス〕
#16 Vanessa JAMES / Morgan CIPRES (FRA)
歓声がすごい。自分もとても楽しみだったこのペア。バラードに乗ってパワフルな演技。パワフルなんだけど繊細。ジャンプやリフトのポジションがとても美しい。ラストのリフトは、モルガンの頭にヴァネッサがお腹で乗って(全体で見るとT字)、この1点だけの支持で超高速回転。かっこいい。またファンを増やしそう。
〔Music:Unsteady by X Ambassadors〕
〔Costume:ラメ付黒キャミ・黒パンツ、黒シャツ・黒パンツ+右足チャック飾り〕
#17 Carolina KOSTNER (ITA)
「月光」、優しいイエローのライトの中、ゆったりとステップを踏んでいく。バレエのレッスンのように基本の動きを組み合わせて滑っている。それだけで美しい。背中のラインがとても綺麗だなと思う。後半に入れたジャンプもステップの一部のように流れがある。時間を忘れる。カロリーナにしかできないプログラム。
〔Music:Claire de Lune Suite Bergamasque by Claude Debussy〕
〔Costume:ミッドナイトブルー長袖ドレス+ゴールドラメ(胸腰)・髪はおろして〕
#18 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY (SVK)
スロバキアのカップルも登場。嬉しい。スタートは動かないルーシーちゃんを無理やり動かすところから。お互いに肘鉄喰らわす、胸を触る、スカートめくる、怪しげな音に合わせてしっかりステップを踏みながらふざけたことをする。ユニーク。目が離せない。ラストは運動会のリレーでお馴染みのあの曲に乗って軽快ステップ。勢いがすごい。まさに大団円!
〔Music:Replay by Rene Aubry〕
〔Costume:黒長袖ワンピ・黒タイツ・チョーカー、黒シャツ・黒パンツ・ベルト〕
#19 Maxim KOVTUN (RUS)
公園で寝てる男のあの素敵プロ!!!!リンクに横たわっている姿を見た瞬間、喜びのあまり叫びそうになる。3Aさらっと入った。綺麗。とにかくスケートが美しい。ストップしても体のラインがしなやか。3Sもクリーン。表情も動きも役になりきっている。鳥のさえずりに合った、さわやかなマーカちゃんスマイル。希望に満ちたスケートは見ていて心がほころぶ。こんなマーカちゃん見れてほんとに良かった。
〔Music:What a Wonderful World by Louis Armstrong〕
〔Costume:グレー網掛け半袖Tシャツ・ダメージジーンズ〕
#20 Aliona SAVCHENKO / Bruno MASSOT (GER)
ロミジュリ。しっとりと感情豊かに。スピードが速い。さらっとツイスト・スロージャンプを入れる。プログラムの流れにぴたっと収まっている。背中で語るスケートはベテランのすごさだなと感じる。あっという間に終わってしまった。もう1回観たい。
〔Music:Un Giorno Per Noi〕
〔Costume:長袖白ドレス、7分白シャツ・黒パンツ〕
#21 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE (ITA)
コールされる前からルカは手鏡を見ていて、演技はすでに始まっている。見たかった、ダンス講師とダメダメ生徒のプログラム。みなぎるアンナ。はっちゃけ過ぎ。ドアを閉めたり、痛がったり、ふたりとも仕草がとてもうまい。わざと下手に滑るのも技術いるよなあ。最後はどうしようもないアンナを教室から締め出しておしまい。音が終わってもまだ演技が続いてる。アンルカらしくて好き。ただアンナがぼさぼさウィッグに眼鏡で可愛い顔を封印してるからそこだけが!あなたの可愛い顔見せて!
〔Music:Cumparsita-Tango Lesson〕
〔Costume:茶髪ツインテウィッグ・丸眼鏡・ピンクショール・黒カーデ+白ブラウス・花柄黒スカート、黒ベスト・白シャツ・黒パンツ・ハート付き手鏡〕
#22 Michal BREZINA (CZE)
カントリーミュージックな雰囲気。歌詞に合わせて靴を指さす振付が印象的。ミハルらしい3Aが美しく入って大歓声。緑と青の照明の中、少しセクシーな表情もつけて。シャツから覗く背中も色っぽい。歌いながら滑っている。イーグルがたくさん。しかも目の前。アウトインアウトとめっちゃ見せてくれる。かっこいい。フィニッシュは高速アップライトスピン。出来るんじゃん。試合でももっとやっていいんだよ。演技後は飛び跳ねて観客に挨拶。可愛い。
〔Music:Blue Suede Shoes by Carl Perkins〕
〔Costume:黒シャツ腕まくり・紺パンツ・茶ベルト〕
#23 Evgenia TARASOVA / Vladimir MOROZOV (RUS)
私服on Iceで若い恋人同士のストーリーの雰囲気を良く出している。途中で喧嘩してしまうけど仲直りしてまた一緒に滑る。可愛い。もうとにかく可愛い。ツンデレっぽいゲーニャも、優しそうであり男らしそうでもあるウラジミールくんも可愛い。これが激戦のペアで優勝した強いカップルとは。ふたりでイーグルしてるところがとても好き。
〔Music:Ordinary People by John Legend〕
〔Costume:ピンクシャツ裾結び・黒パンツ、ベージュTシャツ・黒パンツ〕
#24 Evgenia MEDVEDEVA (RUS)
シーツを被ってリンク中央でうずくまっているところから。出てくるとポニーテール姿でいつもと雰囲気が違う。ダンスミュージックで踊る。タテノリなゲーニャがとても新鮮。黒めのメイクも。シャッター音に合わせてポーズを決める様子を見ていると、この子は生粋のスターなんだろうなという気がする。3Lz-3Tも3Loもさらっと決める。なんだかいつもより大きく見える。
〔Music:Vogue by Madonna〕
〔Costume:黒長袖レオタード+レザーキャミスカート・黒タイツ・ニーハイ風レザー〕
#25 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON (FRA)
エロい。なんだこの世界観。リンクに横たわっていて起き上がるところから動きがぴったり揃っている。全てが怖いくらいシンクロ。言葉を出させない、息もさせない雰囲気を作り上げる。アイスダンスを見ているというよりも、物語を見ている感じ。どんな要素をしていたか思い出せない。フランスだなあ、パパシゼだなあとしか言えない語彙力が憎い。衣装がとてもセクシー。
〔Music:Belvedere by James Gruntz〕
〔Costume:ピンクシャツドレス、胸元がっつり開き白シャツ・黒パンツ〕
#26 Javier FERNANDEZ (ESP)
マイクを持ってリンクに登場。トマシュも一緒に。フリーの転倒で身体を痛めたので今日は滑れない、代わりに皆さんへメッセージをとのこと。エキシを滑れないことへの謝罪と試合を盛り上げてくれた観客、運営への感謝を述べて、ハビ少し涙ぐんでしまう。会場からは温かい拍手。トマシュはハビの英語をチェコ語に翻訳して会場に伝える。そしてハビへメッセージ。
今大会はハビにとっては苦しいものになったけど、それもスケート人生の一部。5連覇は本当に大変なこと。早くケガが治ってまたスケートが出来るのを祈っている。ヨーロッパの代表として世界選手権で戦ってくれることを誇りに思う。(自分で聞きとれた範囲だからニュアンスで)
滑れなくても言葉を伝えに出てきてくれるハビは本当に素敵だし、彼らしいなあと思う。昨日、なんかバラバラしてる滑りだなと思ってごめんね。ワールド3連覇目指してがんばれー!
〔Costume:黒Tシャツ・ジーンズ〕
#27 Grand Finale
ミハルが真ん中にいる!!!出演者全員がリンクに一列になって登場。
ペア全組によるカーブリフト・ローテショナリーリフト→女子全員によるスピン・スパイラル→アイスダンス全組によるカーブリフト・スピン→男子全員によるジャンプ・スピン
これいつも思うけど目が足りない。出てる人みんな推しなんだよ。みんなをしっかり見たいけど目は一組しかない!録画じゃ味わえないものがあるんだ。
その後はディスコで踊っているみたいに。振付もなく各々好きに踊っていて楽しそうで個性が見える。ギヨームがマーカちゃんに腕立て伏せさせていて笑った。デニスくんとマーカちゃんが衣装チェンジしていた。他にも変えてる人がいたけど、やっぱりアンナはぼさぼさウィッグと眼鏡のままだった。ミハルがずっとニコニコしてるしフィニッシュはSing Sing Singで嬉しさ爆発のグランドフィナーレ。
リンクを上がってもトマシュは会場音楽に合わせてめちゃくちゃ踊っていた。チェコ代表メンバーがリンクサイドで写真を撮っていた。ほっこり。
終演後、キスクラでミハルとミハエラちゃんが偉い人と思われる人とお話したり、何かくじのようなものを引いて写真を撮っていたり。地元のエースは最後までお仕事がたくさんあるんだね。お疲れさま。
17時過ぎ、予定通りにエキシビションが終演。
リンクサイドの席まで下りられたから、写真を撮ってきた。
氷が綺麗。下から見ると会場の広さ、客席の迫力が全然違う。
ここで5日間選手が滑っていたんだなと思うと同時に、もう全ての日程が終わってしまったという寂しさを感じる。楽しくて楽しくてしょうがなかったからこんなにも寂しいんだろう。毎日がっつりスケート観戦が出来て満足しかない。会場で観るスケートがやっぱり良いな!また欧州選手権観に行こう。会場の雰囲気も選手も最高。これにハマったら日本ではもう観られないかもしれない。
17:30 会場前のトラム停車駅は人だかり。
乗りたい路線の電車を2本見送ってやっと帰路に着く。
これで初めての欧州選手権観戦の一人旅はおしまい。
フィギュアスケートを堪能し、スケオタを加速させ、ミハルへの想いを再確認し、欧州選手権へ帰ってくることを誓う旅となった。オストラヴァとても良いところ。大好き。
2017.2.20
次回、ミハルへの愛を叫ぶ。
欧州選手権男子FS・2017.1.28
現地観戦(1/28)@OSTRAVAR ARENA
観戦メモ+試合後確認プロトコルまとめ
大会4日目。いよいよラストの種目、男子フリー。アイスダンスの白熱した戦いにアドレナリン全開から、落ち着く暇もなく始まっちゃう。ミハルの滑りが楽しみで心配で心臓ドコドコ。あーでも第3グループで良かったかもしれない。最終グループだったら緊張に押しつぶされてた。自分が。とにかく、みんなの演技をしっかり見届ける!
男子FSプロトコル↓ISU公式
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_FS_Scores.pdf
17:50 男子・フリースケーティング
第1グループ、若者の中にウォーカーさん。
#1 Stephane WALKER (SUI)
グレーシャツ、ウエスト白+黒パンツ。ノーミス!こんな良いウォーカーさん初めて観た。流れがある。フリーレッグ綺麗。スタイル活きた。コンボ全て後半に入れた。2A-1Lo-3S良かった。でも回転不足だったのか。スピンオールレベル4でGOEプラス評価だ。133.88点
総合 196.74点
#2 Sondre ODDVOLL BOE (NOR)
水色シャツ+白ベスト、黒パンツ。ジャンプのランディングが綺麗。フリップが1回転になったのと、2A転倒惜しかった。ステップ乗ってた。「Bring Him Home」の盛り上がりに合わせての高速スピンが素敵。107.61点
総合 162.85点
#3 Slavik HAYRAPETYAN (ARM)
黒Tシャツ(首/腕に赤模様)、黒パンツ。序盤、ポエタを踊るには腕の動きが足りない。もっと背中から語るようにハッキリ欲しい。終盤のコレオシークエンスはフラメンコっぽくて気合いを感じた。3S-2Aのシークエンス、反転してから跳ぶまでの時間がほんとに一瞬ですごい。120.09点(PB)
総合 180.78点(PB)
#4 Valtter VIRTANEN (FIN)
ベージュ+グレー+黒グラデシャツ、黒パンツ。長い。テンポ変わらない曲なのにメリハリがなかった。ショートでめっちゃ良いと思ったから残念。4T挑んだのはすごい。ジャンプが全体的にギリギリで苦しかった。107.57点
総合 164.09点
#5 Jiri BELOHRADSKY (CZE)
袖ヒラヒラ白シャツ、黒パンツ。ピアノ曲?!と思ったらロックアレンジの「運命」に変わって2回驚き。堪えるジャンプが多かったけど気合いで残した。3T-1Lo-3Sはとてもきれい。後半のピアノ部分がしんどそうだったけど、コレオシークエンスは元気になった。ロックとか激しい音楽の方がイキイキしてる。無理してしっとり踊らなくても。ステップで転んでしまったのは残念だけど若い!って感じ。がんばってチェコのエースになってほしい。120.63点
総合 181.62点(PB)、総合はパーソナルベスト更新!!おめでとう。
#6 Daniel Albert NAURITS (EST)
ノーカラー白ライン付黒キラジャケ風、黒パンツ。若いのに「レクイエム」をしっかり表現できるのは今後に期待。ジャンプの抜けも転倒もなくまとめた。ループのためが長いかな。最後まで頑張った!という印象。120.96点(PB)
総合 176.10点(PB)
第1GはJr.の子だなーという編曲、構成、体力。
第2グループ、6分間練習でリギーニさんめっちゃ転んでて心配。イヴァンがふたり。
#7 Graham NEWBERRY (GBR)
赤ラメ付黒シャツ、黒パンツ。激しい音楽。調べたら「ラストサムライ」だった。男の人の叫び声に合わせた中盤のコレオシークエンスが絶妙。2Lo-1Lo-3Sが少し怪しかったけど、ジャンプは全て決めた。ステップ気迫。スピン速い。演技後、氷を叩いて喜ぶ出来。130.27点(PB)
総合 198.06点(PB)
#8 Kevin AYMOZ (FRA)
右キラ付グレーTシャツ、黒パンツ。強い音楽に負けないスケート。3Lz-2Lo跳んでびっくりした。好き。跳び蹴りとかフライングとか足上げる系がとてもうまい。プログラム全体がフランスの系譜を受け継いでいるなという印象。演技構成点が66.48点で、技術点より高いのは推せる。PCSだけなら全体の14位か。楽しみな19歳。128.21点
総合 199.47点(PB)
#9 Javier RAYA (ESP)
白シャツ、サスペンダー付黒パンツ。ロック?アメリカン?と思ったけど、スウィングだった。とても強い曲。ノリノリ。3A、2本前半に入れた。跳び方がフェルナンデスに似てる。表現力とても良い。演技構成点66.06点。またも技術点より上。思ったより得点が伸びない…ルッツにアテンション付いてるしGOEのマイナスが多かった。128.87点
総合 195.54点
#10 Maurizio ZANDRON (ITA)
黒タキシード+黒タイ。イタリア人が滑る「アーティスト」良い!よくやった。ループの転倒があったけど、全体的にスピードがある。曲が変わって表情もガラッと変わったのが印象的。得点もっと出てもいいのに。GOEの加点より減点が目立ってるから??122.61点
総合 186.40点
#11 Ivan RIGHINI (ITA)
白→黒グラデシャツ、黒パンツ。昨日の不調が嘘みたい。序盤の4T、3A転倒したけど、それも忘れるくらい。ルッツ、フリップはタノ。ステップで自分の世界にしちゃう。ロックな曲で弾けた。演技後、大きくガッツポーズ。スピンひとつノーバリューで得点が出なかったのか!私、リギーニさんめちゃ好きだわ。やっと気づいた。140.19点
総合 210.15点
#12 Ivan PAVLOV (UKR)
カーキシャツ、カーキパンツ。観客がとても盛り上がる。3A-3T跳んだのかっこいい。3Lz-1Lo-3Sも。上手いからワールド出てほしい。アラブっぽい曲似合う。「Blood Diamond」でした。ボンボコ!133.93点
総合 202.87点(PB)
第3グループ、6分間練習ミハル気合いが入っている。目つきとスピードが違う。
#13 Moris KVITELASHVILI (GEO)
黒シャツ+赤ベスト+白ネクタイ、黒パンツ。クワド3本いった?!いってた!4S決めた。4Tは回転ギリギリだけど認定。出来栄えはマイナス。4T-3Tは綺麗に入った。ジャンプだけじゃなくてステップも伝わるものがある。ジャズ似合う。演技後はぴょんぴょん跳んで喜ぶ。圧倒的な技術点で高得点。161.35点(PB)
総合 238.20点(PB)、ショート、フリー、総合全てパーソナルベスト更新。
#14 Chafik BESSEGHIER (FRA)
白まだら付黒Tシャツ、黒パンツ。気合い。1本目4T決めた。2本目4Tが3T-3Tになったから中盤のコンボ3A-2Tに変えたのかな。ステップが良い。速くて力強い曲が似合う。ステップもコレオもGOEプラス。そしてプログラムのフランス感。良いよ!好き。トランジッションはもう少し上げたい。151.40点(PB)
総合 227.59点(PB)
#15 Paul FENTZ (GER)
黒シャツ(ブロック模様で透け)、黒パンツ。4T2本、ターンオーバーでも決めた。入りの3A、後半の3A-3Tどっちもとても高い。GOE1.57付いてる。キレ、乗ってる。こんなに跳べる子いたんだ。ステップでの上体の倒し方が良い。深い。構成点が上がるともっと良い。153.17点(PB)
総合 225.85点(PB)、全てでパーソナルベスト更新。
#16 Michal BREZINA (CZE)
左胸に赤+黒シャツ、黒パンツ。演技前の大声援。ポーズに入った後に響いた「GO!! Mick!!」でタイミングがずれた?4S決めた。3F-1Lo-3S、3つめにトリプルつけた!転倒になってしまったけど攻めてる。ステップから跳ぶ後半の3Aはバランス崩したけど、なんとか1T付けてリピートは避けた。つなぎのエッジが深い。速い。腰の入れ方が好き。ルッツがダブルに。ラスト2Aの予定をルッツに変えた。ダブルになってしまったが気迫を感じる。演技後、観客へのお辞儀が長い。リンクを上がる前、膝と頭をついて謝る。得点が出てキスクラで動けないミハル。泣いた。プロトコルを見て、構成点いいじゃん!もう!全体の7位。136.91 点
総合 215.52点
#17 Alexander SAMARIN (RUS)
黒透けシャツ、黒パンツ。ごめんね、最初の1分はキスクラのミハル見てたんだ。クワド2本決めて乗った。滑りが軽い。若さゆえの軽さ。ステップ上手くなった。3Lz-1Lo-3Fとても綺麗。後半にこれ跳ぶの鬼過ぎる。基礎点12.98もあるの!3A転倒のあとスピードもキレも落ちてしまったのが残念。気合いが入りすぎてた?153.61点
総合 230.87点
#18 Alexander MAJOROV (SWE)
半身黒ストライプ入り白シャツ、黒パンツ。冒頭クワド決まらず2Tに。ただお手つきはあったけど、ジャンプ全て転倒無しでまとめた。こんなに跳んでるマヨ久しぶり。ジャズ→バラード→ジャズの謎プロ。エッジの深さとスケートの重みが違う。コレオのノリノリ具合。やっぱりあなたは不思議プロが似合う。ジャンプが2回転になったりで技術点は抑えられたけど、スピンオールレベル4。構成点も73.72でinterpretationが7.52なのわかってる!!!滑っているだけで嬉しい再び。139.11点
総合 217.98点
ミハルでかなり抜け殻になったけど、マヨが生き返らせてくれた。
第4グループ、この6人の中にデニスくんとヨリックがいるのが意外なんだけどとても嬉しい。マーカちゃん6分間練習ギリギリまでリンクに。
#19 Deniss VASILJEVS (LAT)
透け赤ブロック付黒シャツ、黒パンツ。入りの3Aが1Aになった以外はパーフェクト。ジャンプ高い速い。軽いけど重みもある、しっかりしたスケート。長い脚を美しく伸ばしている。「四季」、冬に入ってからのたたみかけ。迫力。よく上がる脚。サーキュラーステップだったのも最高。ステップもコレオもGOE2か3しかない。すごい。スピンうますぎ。シットポジションの多彩さ。減点がほとんどない美しいプロトコル。演技構成点も7点台後半から8点台で揃った。キスクラでランビ先生がデニスくんのほっぺたにチューした案件。155.33点(PB)
総合 235.20点(PB)
#20 Mikhail KOLYADA (RUS)
白黒まだら+ストライプジャケット、黒パンツ。4Lz入れてきた!!転倒したけど。4Tもクリーンに決まらず。次の要素からは立て直したけど、ロシアチャンピオンの重圧か?ちょっと重そう。ただ身体のどこがどう動くか知り尽くしている感じ、ステップ・スピンの動かし方が他とは違う。色々な向きになる。2拍子似合ってる。滑らか。決まった要素はガンガン加点。演技構成点まだ8点台真ん中か、もっと出ると思う。得点悪くないけど、本人全然喜んでいない。166.22点
総合 250.18点
#21 Jorik HENDRICKX (BEL)
赤模様付き黒Tシャツ、黒パンツ。持てる力を最大限に発揮した。後半に3Lz-3T-2Lo入ったのすごい。難度!滑りがなめらか、しなやか、バネがある。渋みもある。ジャンプ高くなった?力強い地の底から這いあがるような表現が音楽とマッチ。表情からも気合いを感じた。演技後、ニコニコしてる。お帰りヨリック!ジャッジ6全体的に厳しい、transitionsで7.00は低いよー。160.06点(PB)
総合 242.56点(PB)、SP・FS・Total全てでパーソナルベスト更新。やったー。
#22 Javier FERNANDEZ (ESP)
襟黒ライン付ピンクシャツ(背中黒)、黒パンツ。ジャンプが決まりきらない。オーバーターンが入ったり、なんとか堪えてたけど2本目の4Sで転倒。ステップはとても良いのだけど、つなぎは踊ってるだけで滑っていない部分が多いのに点が出るのはすごいよな。ただ、直前のヨリックがとてもなめらかに滑ったのもあって、バラバラに見える。テンションで押し切っているというか。完璧な時はそう思わないけどね。得点も少し出過ぎな印象。リンクからキスクラに移動する時もプレゼント攻めにあっていた。190.59点
総合 294.84点
#23 Maxim KOVTUN (RUS)
白黒グラデTシャツ、黒パンツ。冒頭の4S、4Tがクリーンで高くてキタコレと思った。GOEも加点2.14と2.00ついてる。3Lzがダブルになってしまってから狂ったというか、考えて跳んでるのかなという感じ。コンボ跳びすぎ案件発生したけど、プロトコル確認したら大丈夫だった。SPの陽気な感じも良いけど、重っくるしい曲を滑るマーカちゃんが好きなんだよな。エッジが深い、足の角度が堪らん。吹っ切れた?PCSで9点台揃えたジャッジ1ありがとう。172.27点(PB)
総合 266.80点(PB)、オールパーソナルベスト更新。もっと得点でたことがあったと思ってたから意外。おめでとう。
#24 Alexei BYCHENKO (ISR)
紐編み合わせクリーム色シャツ、黒パンツ。ショートのほうがよかった。2本目4Tでのミスの後、ジャンプに気を取られ過ぎてつなぎの部分が甘い気がする。いつもはもっと凄みがあるんだ。でも決まるジャンプは高いし、トリプルがダブルに見えるくらい軽く跳ぶ。3A転倒でコンボにならなくても、直後の3Lzに3Tを付けてリカバリーしたのはさすが。しかも美しく。男性ボーカルの音楽が似合う。隅々まで完璧なビシェンコさんが観たかった。152.56点
総合 239.24点
最終順位が発表されて思わず書き殴ったのがこれ↓
ひどく字が荒れている。ヨリックの4位に興奮したのを思い出しますね・・・
そうそう、順位が発表されてグリーンルームの様子がモニターに映ったとき、マーカちゃんがファンにもらった大きなゾウのぬいぐるみをハビにぎゅうぎゅう押し付けているのがとても可愛かった。
【最終順位】
1位 Javier FERNANDEZ (ESP) 294.84
2位 Maxim KOVTUN (RUS) 266.80
3位 Mikhail KOLYADA (RUS) 250.18
4位 Jorik HENDRICKX (BEL) 242.56
嬉しかったからヨリックまで載せとく。
表彰台での立ち方が誰よりも男前なコリヤダくん。兄貴!!!
ハビは5連覇。簡単なことではない。エキシビションで本人が語ったのだけど、どうやら転倒でどこか痛めたらしい。それでいつものクリーンな滑りではなかったのか。そんな中滑り切って優勝したのは本当にすごい。おめでとう。
マーカちゃん、不調から抜け出してパーソナルベスト更新で銀メダル。ニコニコしている所を久しぶりに見れて本当に嬉しい。でもこんなもんじゃない。もっと跳べるしもっと美しく滑ることが出来ると知っている。世界に力を見せつけてほしい。
コリヤダくん、納得いく演技は揃わなかったけど、GOEでも演技構成点でも高い評価を得て得点を積み上げた。ジャンプだけじゃなくてコミカルな演技や音楽を体いっぱいで表現できるスケートは観ていて楽しくなる。ワールドでのリベンジに期待。
なんて楽しそうなメダリストたち。幸せ。
メダルセレモニー後にはミハルのインタビュー。
全部チェコ語で英訳も挟まなかったから、何を話しているのかは全然わからなかった。けど「ごめん」と「ありがとう」を言っているのはわかった。すごい勢いで話していて言いたいことがいっぱいあるんだなと。表情はまだ少し悔しそうだった。誰か英訳つけて動画・・・・
22時40分を過ぎて大会4日目が終了。
これで試合は全て終わってしまった。
抜け殻。もう終わりなのか。
なんだろう。辛いような充実感があるような。
なんとも言えない気持ちでホテルに帰る。
男子まとめ
嬉しかったのはショートと同じだけど、ヨリックとマヨの復活。特にヨリックは突き抜けた感じがやばい。大きなケガがあったり、お父さんへの骨髄移植のための採血があったり、大変な時期を乗り越えて、昨年よりも今までよりも素敵な演技を見せてくれたこと。本当に嬉しい。引退も考えるかもしれない年齢でもあるのに。まだ応援させてくれてありがとう。
演技構成点、80点オーバーは総合上位4人のみ。
SP・FS・Total全てでパーソナルベスト更新した選手も、どれかだけ更新した選手もたくさんいて、とても見応えがある試合だった。今までで一番の滑りを見られるというのはとても幸せ。デニスくんもヨリックもマーカちゃんもオール更新おめでとう。
デニスくんと言えば、彼は世界王者になれる選手だと、実際に目の前でスケートを見て思った。「4回転が入るようになれば」と言わなければいけない今の時代がうあああああってなるんだけど。ジレンマ?クワドがなくても美しく洗練された作品で勝てたっていいじゃないかと思うのだけど。ジェフの記者会見が懐かしい。
4日間大会を見て、自分の好みも改めてよくわかった。滑りがとても綺麗だな、音楽や感情が良く表現されてるな、好きだなーと思う人は、技術点が低くても演技構成点が高い選手。もっと点でてもって思う人はだいたいこれ。ユーロの男子ならヨリック、コリヤダくん、ミハル、マヨ、ビシェンコさん、ラヤくん、ケヴィンくん、デニスくんとか。演技構成点は実績点の面もあるとは思うけど。スケートに重みを感じる選手が好き。
この観戦記録をまとめるにあたって初めて、自分の各プログラムへの感想とプロトコルを突き合わせる作業をしてみたのだけど、とても楽しかったし勉強になった。感想と採点がマッチしていたら嬉しいし、技術点なんかは特に見る力がついたかなと実感できた。マッチしていなくてもそれはそれでフィギュアスケートの芸術面を楽しんでいるということで、何を美しいと思うかは人それぞれなんだし、私はこれが好きだと思ったんだと言えるのも楽しい。これは今後もやってみたい。楽しみが増えた。
ミハルの結果は残念だったけど、闘う気持ちで滑っているのがビシビシ伝わってきて涙だ出たし、本当に頑張ったお疲れさまという気持ち。ミハルの詳細はまた別で。
ミハルもマヨロフもヨリックもマーカちゃんも頑張った!!!
終わりたくない。まだ見ていたい。
明日はエキシビション。
大会最終日エキシビションにつづく。
欧州選手権アイスダンスFD・2017.1.28
現地観戦(1/28)@OSTRAVAR ARENA
観戦メモ+試合後確認プロトコルまとめ
大会4日目にアイスダンスも男子もあるなんて体力持つのか?!楽しみな1日。
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_IceDance_FD_Scores.pdf
13:30 アイスダンス・フリーダンス
第1グループ、青と赤な衣装。お昼スタートで会場は人が多め。
#1 Viktoria KAVALIOVA / Yurii BIELIAIEV (BLR)
赤黒ドレス、グレーベスト黒タイ+黒パンツ。全体的に重いかな。ツイズルは回転数でレベルを取りにいった印象。ステップの入りでユーリくんが失敗してしまって、演技後ヴィクちゃんがキレ気味。73.03点
総合 125.42点
#2 Taylor TRAN / Saulius AMBRULEVICIUS (LTU)
お揃い臙脂色ドレス、Tシャツ(裾ヒラヒラ)+黒パンツ。スピンから。美しい回転で衣装の裾も綺麗なカーブが出て目を惹く。レベル4で加点もなかなか。要素の繋ぎでぶつ切れ感がなく流れていたのは好印象。静かなピアノ曲に会場見惚れる。演技後本人たちも満足気。サウリウスくんがテイラーちゃんにお辞儀していたのが可愛い。80.08点
総合 129.95点
#3 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY (SVK)
紺ドレス、黒シャツ黒パンツ。男性の股の下をくぐるリフトの出方がユニーク。よどみなくあっという間の4分間。会場からは大歓声。ルーシーちゃんはチェコ出身で今シーズンからスロバキア代表だそう。得点もっと出るかと思ったけど、ステップでレベルが取れてなかった。83.80点(PB)
総合 136.64 点
#4 Tina GARABEDIAN / Simon PROULX-SENECAL (ARM)
赤ドレス、グレーミリタリー風シャツ+パンツ。カーブしていくツイズルが珍しい。リフトの種類が豊富。ティナちゃんが宙に浮いているみたいなのも可愛い。力強い滑り、ハッピーな雰囲気。75.05点
総合 128.05点
#5 Lilah FEAR / Lewis GIBSON (GBR)
お揃い黒紺ドレス、シャツ+パンツラメライン入り。スピンから。You Raise Me Upによく乗っている。曲の盛り上がりでツイズルがばしっと入って良い。リフト時のライラさんのポーズが美しいし、低いポジションのリフトも素敵。全部レベル4だった。86.24点(PB)
総合 136.99点
第2グループ、アイスダンスのえぐさを目の当たりにする。
#6 Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC (FRA)
青ドレス裾黄、青グレージャケット風シャツ+黒パンツ。さすが夫婦というかふたりの信頼関係がよく伝わってくる。ツイズルの距離も近い。マリーちゃんが垂直の姿勢のままリフトされる、ローテショナルリフトからステーショナリーリフトは圧巻。GOEプラス2.23も付いてた。時間オーバーで減点されたのはもったいないけどずっと見ていたいくらい素敵。コレオリフトでロマンくんの靴の上にマリーちゃんがスプリットポジションで乗るのも迫力。印象に残るピアノと吹奏の音楽。90.92点
総合 152.40点
#7 Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN (FIN)
青ドレス、黒シャツ黒パンツ。すごいスピードで細かいことをやっててびっくり。ほとんど完璧だったのに、最後のコレオリフトの下りでバランスを崩して潰れてしまった。アイスダンスも結構怖い。演技後お互いにお辞儀をし合っているのが印象的。プロトコルを見てもやはり最後の失敗が悔やまれる。76.12点
総合 131.11点
#8 Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN (ESP)
白青黒グラデお揃いドレス、シャツ(透け)。リフト攻める。ギリギリ頭の高さに持ち上げたり、サラちゃんの両足をキリルくんの肩に乗せたり。ツイズルでサラちゃんが少しミスしてしまったが、息をつく間もなく演技終了。とにかくリフト。攻め過ぎて振付違反を取るジャッジがいるのもわかる。84.84点(PB)
総合 141.36点(PB)
#9 Kavita LORENZ / Joti POLIZOAKIS (GER)
黒ドレス、黒シャツパンツ+腰に赤。コールされる所からフラメンコとわかる雰囲気作り。マラゲーニャから始まって有名曲いいとこどりの編曲。ラストのコレオリフトでポエタになったのはもう笑ってしまった。曲に気を取られたけど、ヨッティくんの踏み込みが多いのが気になる。Skating skillsは7.14だから悪くはない…のか?86.69点
総合 141.32点
#10 Alisa AGAFONOVA / Alper UCAR (TUR)
深紅+ピンクグラデドレス、深紅シャツ黒パンツ。ひとつめのステップ中にふたりともが氷ギリギリまで倒れて滑っているのが、すごく怖くてすごく印象に残った。アリサちゃんがアルぺルさんの背中に乗って片脚を上げるリフトに歓声。ひとつひとつの要素がはっきり。惹き込む演技。ガッツポーズが出た。ストレートラインリフト→ローテショナルリフトにGOEプラス2.23。91.35点
総合 153.68点
すごくどうでもいいのだけど、securityのスタッフさんが急に若いイケメンに変わった。ルールにとても厳しい。昨日までのスキンヘッドのおじちゃんはどこにいったの。花を投げるのに質問したとき優しかったのになー。
第3グループ、ここにロシアカップルが2組いる(泣)。練習中にデンマークとポーランドのカップルがぶつかってしまって睨み合い!
#11 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN (UKR)
黒ドレス、黒シャツ黒パンツ(隠れているピンク+水色が踊ると見える)。人形劇のような音楽。そしてお人形のようなふたり。かなり不思議そうなフランス映画のサントラだった。前半は少し抑えめかな。マキシムくんが低い位置で上体を反らしてその上にアレクサンドラちゃんが乗るカーブリフトがかっこいい。スピンとリフトはレベル4で揃えた。91.29点
総合 154.65点(PB)
#12 Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV (POL)
ピンクドレス、襟開き黒シャツ黒パンツ。Dirty Dancingのサントラでノリノリ。ステーショナリーリフトで入って観客を魅了。低い位置でナタリアちゃんの体を水平にするリフトもすごい。難しいことをしているけどちょっとぶつ切れ感がある気がする。お!でもGOEでマイナスをつけてるジャッジが1人もいない。92.67点(PB)
総合 156.02点(PB)
#13 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN (RUS)
赤ドレス、黒ジャケット+グレーTシャツ。ピアソラメドレー(リベルタンゴ、ブエノスアイレスの夏・春)。緩急をつけたスピンから。ほぼ無音の中でスピンが始まりふたりの世界に惹き込む。シットポジションのツイズル、やっぱりかっこいいな!GOE評価9人中7人が+3評価。2つけたジャッジ3と6ちょっと!というかレベル3なのか。なんで??(贔屓目)スケート全体に緩急が付いていて、しかも音がしない羽根みたいな滑り。あっという間の4分間。得点もっと出ても良い!ステップでレベル取れてないから?イワンはニコニコしてるわ。98.76点
総合 166.93点
#14 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV (RUS)
赤ドレス、黒シャツ黒パンツ。タンゴでスピン始まりが続く。衣装も被ってる。ああロシア!こちらのスピンも素敵。タンゴ踊ってるのがよくわかる。The・アイスダンス。サーキュラーステップ、エッジ深いしスピード速い。GOEプラス2.04。リフトでぐらついてしまった後のツイズル。あああああニキータァァァァァァ!やっちまったあああああああああ。勢いがありすぎた?ひとつめのツイズルで足をキャッチ出来ずに諦めてしまった。3つめでやっと回った。観客も励ましていいのか、静かにしとくべきなのかわからなくて、何とも言えない雰囲気。観に行くとニキいつもツイズル失敗する…。どこか痛めてたのかな。最後の手足だけで支えるローテショナリーリフトはかっこよかった。演技後辛そう。ヴィクの一歩後ろに下がって挨拶するニキ、とても好き。痛すぎるこの得点。89.84点
総合 154.51点
#15 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN (DEN)
肩落ち黒ドレス、黒Tシャツ黒パンツ。有名な歌だ…なんだっけ「ばら色の人生」だった(調べた)。しっとり大人っぽく柔らかく滑る。止まってのリフトが多い印象を受けたけど、時間超過のリフトでそう感じたのかな。ハイライトはないけどフィニッシュにかけてたたみかける。ステップは2つともレベル3。94.66点(PB)
総合 160.68点(PB)、ショート、フリー、総合でパーソナルベスト更新。
第4グループ、やはりシゼロンのノースリーブ衣装が目立つ。
#16 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI (ITA)
楽譜プリント付き白ドレス、右袖のみ白の黒Tシャツ+黒パンツ。バレエ「くるみ割り人形」よりパ・ド・ドゥと花のワルツ。序盤から勢い。スピン・ステップでぐいぐい来る。エッジが深い。ツイズルのポーズが面白い。GOEも+1.29。中間のカーブリフト(女子が逆立ちの姿勢で男子の背中に乗る)で落下してしまった。リフト含めたくさん要素が残っていたのに最後まで頑張った。マルコくんのミスだったのか、演技後とても落ち込んでいる。コーチたちもがっかり。93.22点
総合 163.68点
#17 Isabella TOBIAS / Ilia TKACHENKO (ISR)
白ドレス、白Tシャツ黒パンツ。「くるみ割り人形」続き。こちらはパ・ド・ドゥのみ使用。ずっと同じテンポの音楽なのにスケートでしっかり強弱が表現されいてる。さらっと滑ったが複雑なことをしている。リフト全部レベル4だし、GOE1-3つけているジャッジがほとんど。夢の中にいるような気持ちにさせてくれる演技。99.94点
総合 169.29点
#18 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV (RUS)
黒ドレス、白Tシャツ黒パンツ。入りから世界が違う。このふたりはやはり作り物めいていると言うか、良い意味で人間ではない、スケートをするためだけの何かになっている気がする。エカテリーナが逆立ちのままのローテショナリーリフトがすごい。GOEほぼ満点加点。ステップがもうやばい。ふたりがバラバラな振付で踊るのにひとつのものに見える。腰の反り。四季の「冬」の表現が堪らん。パーフェクトな演技でエカテちゃん涙。構成点(56.43)だけならPB更新。110.38点
総合 186.56点
#19 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE (ITA)
白襟付き黒ワンピ、黒スーツ。試合中に顔芸で笑わせられるのはルカだけだと思う。ふたりともチャップリン似合い過ぎ。アンナがツイズルで少し抜けてしまったけど、その後の完璧な滑りで忘れさせた。しっかり深いステップを踏んでいるのに表情の演技付いていて、しかもふたりがぴったり揃っている。アンルカにしか出来ない!ルカがアンナの上を跳ぶのも可愛い。加点2.36高い。全要素レベル4、3で揃えた。演技後、ふたりで長く抱き合っていた。110.99点
総合 186.64点(PB)、ショート、総合でパーソナルベスト更新。
#20 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON (FRA)
お揃いグレーブルー+白グラデドレス、Tシャツ・黒パンツ。このふたりまだ21歳と22歳なんだよな。表現しようとする世界がぶっ飛んでいる。静かなピアノ曲で語る。間の取り方が独特。音のしないスケート。息するのを忘れる。なんでもない繋ぎ部分でツイズルを入れたりとても複雑な構成。とても切なげな表情。GOEがとても美しい。ほぼ2と3。演技構成点9.36から9.68で揃っているの本当にお化け。114.19点
総合 189.67点
【最終順位】
1位 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON (FRA) 189.67
2位 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE (ITA) 186.64
3位 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV (RUS) 186.56
この後、一緒に撮ってもらってたのが↓
可愛すぎる。
エカテちゃんがアンナにぴょんぴょん抱き着いていたのにほっこり。
貰ったブーケでブーケトスしようとするガブリエラ様、止めないギヨーム。
いつでもイタリア国旗を準備して写真を撮るアンルカ。
メダルを見せ合いながらリンクをまわるボブソロ。
可愛すぎる。
やっぱりパパシゼは強かった!最終滑走でふたりを観てこれは優勝だと思った。アンルカにゴールド獲って欲しかったけど。
アンルカと言えば、ツイズルで少しミスが有った時、例によって左隣のフランス応援お兄さんたちがガッツポーズをかましてきたので、ちょっとだけ喧嘩しそうになった。…大丈夫。未遂。熱い応援バトルもかなり楽しかった。
GOEでジャッジがひとつもマイナスつけてないのは、ボブソロ(ロ/FD3位)、イスラエル(FD4位)、ステブキ(ロ/FD5位)、ポーランド(FD8位)、マリロマ(FD11位)の5組。納得。そしてとても好き。
パパシゼのGOEは9要素×9人のうち-1がひとつ、1がひとつ、あとは2か3。圧巻。
演技構成点は上位3組がずば抜けて高いポイントで争っている。パパシゼ(57.32)、アンルカ(56.30)、ボブソロ(56.43)。オール9点台。10.00出したジャッジがいるのはパパシゼだけなのか…
ニキータが大失敗をしてしまった時はロシア同士の争いの激しさを感じた。ロシア選手権3位でユーロに出てきて、ワールドの2枠に食い込むには攻めるしかない。その気持ちが痛いほど伝わってきた。辛かった。
(後日談)帰国後、スカパー放送見たら直前に滑ったステブキがヴィクニキの演技ずっとキスクラで見てた。こえええこえええよロシア!!!!
優勝インタビューでグッジョブなトマシュさん↓
トマ「ガブリエラ、とても簡単そうに滑っていますが秘訣は?」
ガブ「www実は簡単ではありません。とても練習しています。」
トマ「では、ギヨーム、衣装の袖はどこに置いてきたんだい?その衣装の良い所は?」
ギヨ「HAHAHA、うーん、こう、今とても暑いんです。こんな時袖が無いのがとても良いです。」
衣装の袖はどこに置いてきたんだい?
トマシュよく言った!!!!!
大盛り上がりでアイスダンスフリーも終了。
17時15分過ぎ!息つく間もなく男子が始まっちゃう!
大会最後の種目、男子フリーに続く。
MsMa.バレンタインイベントでの推しをフィギュアスケート的に表現する
※どうしても四大陸選手権の男子が始まる前に仕上げたかった
※とてもマニアックでとても長い
※スマホだと表が見づらいかも
2017年2月14日に開催された
MeseMoa.#バレンタイン de Night
における野崎弁当さん(MeseMoa.)のパフォーマンスについて私はこんなことを呟いた。
野崎弁当は演技構成点のパーソナルベストを更新したと思う。
— saki okazaki チェコロス (@KanokanoSally) 2017年2月14日
※かなりざっくり言えば、フィギュアスケートでは技術点(実施したジャンプやスピンの評価)と演技構成点(振付や技と技のつなぎなどのプログラムの評価)で選手の演技を採点します。
欧州選手権のレポートを書き殴る日々、完全にフィギュアスケート脳である。ステージで輝く野崎さんを思い出して頭の中でTESカウンターが動く。プロトコルが踊る。GOE加点祭り。……ん?いっそ、バレイベでのパフォーマンスをプロトコルにしてしまえばいいんじゃね??長々語るより良くない?!と夜行バスに揺られながら深夜テンションで突っ走る思考。プロトコル作ってみたいと思ってたんだ。
出来ました
表1:ショートプログラム(アドリブ大会)
表2:フリースケーティング(演目、MCなどイベント全体)
注)あるひとりの茶推しの妄想の産物です。
作成にあたってのルール↓
技術点(Executed Elements):
ジャンプ、スピンなど要素の数・種類、基礎点、GOE評価はISUで定められている規定(男子シングル)に従う。どの演目をジャンプにするかなどは独断と偏見で決定。
演目やセリフはTwitter #MsMa_バレイベ で皆さんがまとめているものを参照。
演技構成点(Program Components):
- スケート技術(Skating Skills)
- 要素のつなぎ(Transitions / Linking Footwork)
- 動作/身のこなし(Performance / Execution)
- 振り付け/構成(Choreography / Composition)
- 曲の解釈(Interpretation)
ISUで定められている上記5項目をMsMa.に合った項目に変更。採点システムはISUで定められている規定(男子シングル)に従う。
ISU公式のプロトコルはこちら↓
表3:(例)欧州選手権2017のハビエル・フェルナンデス選手FS
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_FS_Scores.pdf
バレイベ野崎さんプロトコル解説編
最初は逆告白アドリブ大会だけ作るつもりだったが、どうせならショート・フリーを揃えたいと思い、アドリブ大会をショートに。モアーズさんによる各メンバーへの設定、「大好き」の言葉を入れなければならないというルールがあるので、規定が多いショートに近いかなと。
【技術点】
#1 FCSp3=フライングキャメルスピン(レベル3)
演技前の様子はスピン要素。自分に与えられた設定を必死に咀嚼する様が美しかったのでGOEはプラス評価。若干ステージ上にいるのを忘れていたのではないかと見受けられたのでレベル3判定。
#2 4T-3T=4回転トゥループ-3回転トゥループ(コンビネーションジャンプ)
演技開始まさかの大技4-3コンボ「抱き寄せる」で度肝を抜く。動作、表情、美しさ、意外性、すべてが揃いジャッジ全員がGOE3判定。満点。
#3 4S=4回転サルコウジャンプ
続くセリフはステップから直ちに跳ぶジャンプ。声のトーン、間の取り方(複雑なステップとする)からの完璧な「ごめんな」(ジャンプ)。満点をつけざるを得ない。
#4 StSp4=ステップシークエンス(レベル4)
中盤の長いセリフはプログラムの見せ場、ステップ。緩急をつけて鋭いエッジワーク。リンク中央で一旦ためを作り、後半一気に盛り上げる。「お前」と「そうだよな」にGOE加点の嵐。満点!
#5 CCoSp4=足換えコンビネーションスピン(レベル4)
「ずっと一緒に」とはどういう意味でしょうか?はい、こちらは多彩なポジションを組みこんだスピン、最高評価レベル4。中野公演で既出だったため、GOE2をつけたジャッジがふたり。
#6 3A=3回転アクセルジャンプ
ショートプログラムには必ずアクセルジャンプを入れるという規定があるので、このセリフを。「大好きだよ」とアレンジを加えたことでGOE2をつけた者と、迫力に欠けるとして0評価の者がふたりずつ。最後にこの言葉が来るとわかっていても、ドキドキさせた演技におおむね好評価。
#7 CSSp3=足換えシットスピン(レベル3)
演技後、崩れ落ちる様はシットスピン。照れた様子も美しい。2をつけたジャッジはちょろい。心が折れたためレベル3。(他のメンバーのプロトコルは無いが最後のスピン要素で最高評価レベル4を獲得できるのはあおいさんだけ)
技術点合計:59.39点
このルールだと全員が最終盤にアクセルを跳ぶことになる。2回転ならそうでもないが、上位を狙うなら3回転が必須。…結構鬼畜。
【演技構成点】
#セリフ/演技技術 (公式ルールではスケート技術)
セリフにおける演技力を評価。声のトーン、間の取り方、表情などかなり役に入り込んでおり、観る者を魅了するほぼ完璧な演技に高い得点。
#要素のつなぎ (公式ルールのまま)
セリフとセリフ、セリフと動作のつなぎの演技を評価。ための作り方が秀逸。
#動作/身のこなし (公式ルールのまま)
演技中の動作を評価。序盤の抱き寄せるアクションを見た時点で、ジャッジ全員の心は決まっていた。終始、仮想彼女しか見ていないことも評価。9人中8人のジャッジが10点満点をつけた。
#セリフ・動作の構成 (公式ルールでは振付/構成)
そのまま、セリフと動作の構成を評価。短時間でしかも演技をしながらあれだけの破壊力を持った構成を作り上げた頭脳に戦慄。長すぎることも短すぎることもない演技時間も得点につながった。ほぼ満点。
#シチュエーションの解釈 (公式ルールでは曲の解釈)
モアーズさんが設定したシチュエーションの解釈を評価。演技構成を見るにシチュエーションを十二分に理解したものと考えられる。そしてそれを味方につけた。終演後セキュリティーについてツッコミを入れたとのことなので、満点はあげない。
演技構成点合計:49.32点(PB)
パーソナルベストを更新。ここでこちらの記録をご覧いただきたい。
表4:世界最高得点(2017.2.16現在)の羽生結弦さんのグランプリファイナル2016ショート
※2015年でした。失礼しました。(2017.2.17)
http://www.isuresults.com/results/season1516/gpf1516/gpf1516_Men_SP_Scores.pdf
※表中の赤印は編集
この赤で囲った得点が世界最高得点をたたき出した時の羽生さんの演技構成点である。表1の赤印をもう一度見てみよう。そう、羽生さんの得点を超えたのである!野崎弁当は世界一!!!!!!!!
(これがやりたかった)
それにしてもジャッジ1の採点が甘々。更迭されるかもしれない。
【Deductions】
減点1
減点理由:茶推し殺しが過ぎる※独自ルール
これは迷った。減点するか迷った。減点無しの美しいプロトコルを作りたい気持ちもあった。が、あまりに出来過ぎた演技だったのが悔しかったので、ルール違反をつけて減点してしまった。後悔はしていない。
【ショートプログラム得点:107.71】
ステージ全体をフリースケーティングとして構成を決定。
【技術点】
#1 4T=4回転トゥループジャンプ
ガウチョ衣装で登場したので4回転ジャンプとする。笑顔キラキラ、楽しそうなダンスにGOEプラス評価。大事な演技の始まりでレベルアップした部分を見せつけた。
#2 3Lz=3回転ルッツジャンプ
大好きなあす灯はジャンプの中で一番好きなルッツ。またひとつ突き抜けた印象を受ける。かなり加点をつけた。振付が怪しいところがあった(-2)=歌唱パートの伸び(2)でGOE0をつけたジャッジがひとり。
#3 CCSp3=足換えキャメルスピン(レベル3)
自己紹介はスピン。早口だったのでレベル3。「笑顔笑顔」も三十路のくだりもあったが、物足りない印象だったのでプラスマイナス0。「俺も気づけばもう三十路」になっていた。
#4 3F-1Lo-3S=3回転フリップ-1回転ループ-3回転サルコウ(コンビネーションジャンプ)
とみ煎野3人メインのLIAR!は個人的に1番かっこいいと思っている3連続ジャンプ。ルッツからの3連続にするか迷ったが、ミハルが取り入れているという理由でフリップに決定。声量アップ、発音明瞭、刺すような目つき、全てがレベルアップしている上にフルバージョンということで、GOEはほぼ2と3。加点祭り。(LIAR!は気が狂うほど好き)
#5 StSq4=ステップシークエンス(レベル4)
CCは絶対ステップ。フラメンコ調だから。力強い「檜皮色」と振付で白服さんに絡みつく(?)部分のエロい表情でレベル4。ただ白い弁当はジャッジの好みではないのでプラス3はつかない。
#6 3Lz-2T=3回転ルッツ-2回転トゥループ(コンビネーションジャンプ)
野崎さんの逆告白演技(3Lz)+他メンバーの演技中のリアクション(2T)の連続ジャンプ。直前のとみたんの演技中にステージ上にいるとは思えない表情をしていたため、GOEではマイナス。次に来る自分のターンのことを必死に考えていたと解釈。鹿児島ファンミのカラオケ大会でかなり緊張していた様子を思い出す。
#7 3S=3回転サルコウジャンプ
アドリブ大会後半戦は、クリーンなサルコウジャンプで。自分の出番が終わって生き生きとメンバーにツッコミを入れた。ぷんちゃんへのツッコミに「乙女ゲーム」という表現を使ったのが高評価につながり、大きく加点。
#8 3A-3T=3回転アクセル-3トゥループ(コンビネーションジャンプ)
どんるばフル歌唱、ありがとうございます。演技後半に大技3A-3T。ユニット曲なので2連続ジャンプ。圧倒的歌唱力の向上、地獄幽霊のユニゾン、間奏での「大好きだよ」でジャッジが崩壊。GOE2と3が揃い、加点としては満点に近い2.57。(二番くんの「愛してる」も採点に影響している)
#9 FUSp4=フライングアップライトスピン(レベル4)
アドリブ大会優勝を告げられたリアクションは美しく速いスピン。「三十路の底力」「ひよっこ」発言でレベル4。おまけに抱き寄せるアクションがついてGOE2から3に上げたジャッジが3人!
#10 2A < =2回転アクセルジャンプ(回転不足:アンダーローテーション)
企画を始めた当初、要素が12個しか決まらず頭を抱えていたが(フリーの規定は13要素)、美味しい所があったじゃないか。珍しく?とちった曲振りはダブルアクセル。しかも回転不足で転倒。やり直しを求めメンバーを元の位置に戻らせたという点も考慮。転倒したので自動的にGOEは最悪。
#11 3Lo=3回転ループジャンプ
安定のONはループ。なぜなら野崎さんにはループが似合うから。直前のミスを引きずらず、確実に決めた。ダンスが今まで以上にキレキレ!笑顔が眩しい。GOE3つけてしまうわ。
#12 ChSq1=コレオグラフィックシークエンス(レベル判定が無い要素)
リンクをいっぱいに使って自由に表現するというルールから、アンラキがコレオシークエンス。まさしく自由に。回数を重ねる毎にノリ具合が上がってきている。ハイキックをしたような気がするので少しだけ加点。
#13 CCoSp4=足換えコンビネーションスピン(レベル4)
プログラムの締めはスピン。中野王子衣装で登場→メンバー毎に用意されたチョコを入れるための箱に書かれた名前を覗き込んで自分の位置を確認→とりあえず茶推しの名前を呼ぶ→迷いなく書かれるサイン→泣きかけるオタクに対応→アドリブ大会で「マジになっちゃった」との告白→渡されたチョコを掲げてお礼を言う→笑顔で見送る・・・・ポジションが多彩。回転速度・回転数文句なし。これはレベル4どころの騒ぎではない。野崎弁当史における美しさをまたしても更新したところを見せつけ、スピンでのGOEプラス1.29はかなりの高評価。
技術点合計:88.86点
中盤で3連続ジャンプ(LIAR!)からステップ(CC)が入って、コンボ2本含むジャンプ要素が3つ(アドリブ大会・どんるば)続くのは、スケートとしてもMeMa.のイベントとしても理想の構成。ソロ曲のブロックは要素に入れていないが、それを含めてとても良い流れ。スケートで実際これを入れるのはしんどそう。
【演技構成点】
#歌唱技術 (公式ルールではスケート技術)
歌唱力を評価。大きな会場にしっかり響くようになった。特にLIAR!とどんるばで感じた。9点台に乗っていることで、レベルアップを表現したかった。
#要素のつなぎ(公式ルールと同じ)
歌と歌の間、MCと歌の間の動きを評価。元々この部分は目を惹くものがある野崎さん。どんるばのスタンバイ位置に向かう可愛い動きが特に良かった。曲振りでミスがあったため得点は少し抑えめ。
#ダンス/身のこなし (公式ルールでは動作/身のこなし)
ダンスを評価。中野公演でもスキルアップを感じたが、この3週間でさらに向上していた。ひとつひとつの動きに余裕があるように見える。野崎さんらしい動作(Wピースなど)で弾けているのもまた良い。8.00をつけたジャッジは弾けすぎと判断。
#ライブ構成 (公式ルールでは振付/構成)
イベント全体の構成を評価。ライブ部分と企画・トーク部分の配分が素晴らしかった。めせもあ。ちゃんはこれくらい喋ってほしい。この構成で十分に力を発揮したことに高い評価。
#アイドルの解釈 (公式ルールでは曲の解釈)
アイドルとしての自分をどのように捉えて表現しているかを評価。表中で赤線をつけたのは、ここ最近この項目の得点が急上昇しているため。三十路であることを存分に活かした「三十路の底力」「人生経験の差」発言。ツッコミの反応速度で頭の回転の速さを発揮し、ダンスで笑顔と真顔のギャップを武器にする。何をすれば、どう言えば茶推しが喜ぶかの理解も素晴らしい。9人のジャッジの内6人が満点の10点評価。
演技構成点合計:93.72点
構成点の5つの項目ですべて9点台を出せるのは、世界でもトップの数人かしかいないのが事実。
またしてもジャッジ1が甘すぎる。ショートで注意を受けて8.75をひとつ付けたのか?
【Deductions】
減点1。
減点理由:ON曲振りでの転倒による。
【フリースケーティング得点:181.58点】
3)総合結果
野崎弁当さんの得点:289.29点(PB) (SP:107.71/FS:181.58)
パーソナルベストでの世界記録に当てはめるならボーヤン・ジン選手(289.83)、デニス・テン選手(289.46)に続く6位となった。宇野昌磨選手より上になってしまった。(2017.2.16時点)
四大陸選手権2017が始まると記録が更新されそうなので、どうしても今日中に仕上げたかった。
まとめ
真剣にやった。加点のつけ方も勉強した。
ただ、バレイベにおける野崎弁当さんの素晴らしさが伝わるものになったかは不明。
しかも結局長い。
精進したい。
2017.2.17
参考資料
国際スケート連盟(ISU)公式HPより↓
欧州選手権2017
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_FS_Scores.pdf
グランプリファイナル2015
http://www.isuresults.com/results/season1516/gpf1516/gpf1516_Men_SP_Scores.pdf
http://www.isuresults.com/results/season1516/gpf1516/gpf1516_Men_FS_Scores.pdf
四大陸選手権2016
http://www.isuresults.com/results/season1516/fc2016/fc2016_Men_FS_Scores.pdf
パーソナルベストの世界記録
欧州選手権女子FS・2017.1.27
現地観戦(1/27)@OSTRAVAR ARENA
観戦メモ+試合後確認プロトコルまとめ
大会3日目、女子のメダリストが決まる。男子のあとで観る女子はとっても華やか!
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Ladies_FS_Scores.pdf
18:00 女子・フリースケーティング
第1グループ、会場は満員!
#1 Anne Line GJERSEM (NOR)
蛍光オレンジキャミドレス。小動物みたいな動き。回転軸が細いジャンプ。ループとサルコウ、同じ位置で同じように転倒したけど何かあったんだろうか。サンバ似合うよー!80.62点
総合 128.68
#2 Angelina KUCHVALSKA (LAT)
紫長袖ドレス。ジャンプが苦しかったかな。スケートは勢いと男気がある。こんなにパワーあるのかとびっくり。スピンが速くて綺麗。90.58点
総合 139.63
#3 Natasha MCKAY (GBR)
銀ライン入り黒キャミドレス。ブラックスワン。荒ぶる黒鳥。ステップがぶんぶん動く。3Loと3Sをしっかり決めて得点を稼いだ。94.88点(PB)
総合 140.85点(PB)
#4 Nathalie WEINZIERL (GER)
ラベンダー色アンティーク風ドレス。この滑走順にナタリーいるの辛い。優しい曲かと思いきや、強めの滑り。こんなにがしがし滑る子だったかしら。2A-3T挑んだけど転倒で痛い。94.70点
総合 143.40点
#5 Anna KHNYCHENKOVA (UKR)
紫ライン入り黒ドレス(穴あき)。後半に入れた2A-3Tが良かった。ジャンプでふたつ転倒があって苦しかったかな。上手いと思うスケート。87.64点
総合 136.57点
#6 Viveca LINDFORS (FIN)
薄ブルーのスカート、すそ白。決まったジャンプは綺麗。1A-1Lo-2Fで最後にフリップ付けてびっくり。ごめんなさい。睡魔が。上手く行かなくて演技後泣いてしまった。80.62点
総合 130.10点
第2グループ、チェコのミハエラちゃんに大声援。私は睡魔と戦う。
#7 Michaela-Lucie HANZLIKOVA (CZE)
黒青、レザーっぽいドレス。3連続ジャンプの途中にターンが入ってしまったけど、3つ目まで跳んだ。気合いが先走って乱れたジャンプもあったが、溌剌と演技。怖い曲をがしがし滑る。めっちゃ手を振って挨拶するのが可愛らしい。初めての欧州選手権が自国開催、最後まで笑顔で頑張った。キスクラから引っ込む時にサイン攻めにあっていた。地元の女の子には憧れだろうな。85.84点
総合 138.23点
#8 Joshi HELGESSON (SWE)
ターコイズブルードレス。背中に不思議な模様。ジャンプのステップアウトが多かったのが残念。いや、しかしベテランになった。幻想的な曲をよく踊っていた。スピンはレベル4で揃えた。98.93点
総合 152.86点
#9 Emmi PELTONEN (FIN)
群青長袖ドレス。物凄いスピードで3T-3Tに入る。綺麗に決まった。佳菜子ちゃんが滑った印象が強いのかな「Papa Can You Hear Me」。大きなミス無く勢いもあった。107.05点(PB)
総合 160.57点(PB)
#10 Helery HÄLVIN (EST)
オレンジ長袖ドレス。しっとりな曲。2回転倒があって演技後の表情が辛そう。後半の3連続ジャンプからはまとまっていて、全体の印象はとても良い。ミスがあったがパーソナルベストを更新。94.96点(PB)
総合 146.68点(PB)
#11 Kerstin FRANK (AUT)
紫+黒ドレス。曲の盛り上がりと振付がマッチしていて良い感じ。もう少しエッジの深さがあるともっと良いかな。眠さがやばい。80.61点
総合 132.08点
#12 Matilda ALGOTSSON (SWE)
紫グラデ長袖ドレス。半分寝てたけど勢いを感じたし大きなミスも無かった。ルッツのエッジにアテンションが付いてたのは残念。ステップの盛り上がりが良い。GOEプラス評価。103.28点(PB)
総合 154.63点(PB)
第2グループは時間の問題かな、毎日眠さのピークが来る。良い滑りが多かったみたいなので悔しい。マチルダさんの所に謎のメモ「チーズまきうまい」って書いてたのは完全に寝てましたね。
第3グループ、渋めというかダークホースが揃っているというか。目覚めた。
#13 Anastasia GALUSTYAN (ARM)
臙脂色ドレス、裾黒の切りっぱなし。中盤以降にコンビネーションジャンプ固めてきた。3S-1Lo-2Fは生で観ると迫力が違う。演技後は頭を抱えてしまった。そんなに悪いと思わなかったけど。演技構成点も良い。98.74点
総合 155.14点
#14 Mae Berenice MEITE (FRA)
金ライン入り深緑ドレス。序盤2Aと3Lo-2T勢いに乗って良かった。ルッツは仕方ないかなと思ったけど、ステップでの転倒が意外で。痛かった。3つ転倒で減点4点になるシステムめっちゃ厳しい。90.11点
総合 145.07点
#15 Loena HENDRICKX (BEL)
ラメライン入り黒ベアトップ。ショートに続き素晴らしい演技。フリップ、ルッツの片手上げ綺麗に決まった。GOEもプラス。曲の盛り上がりにスピンが入ってとても良い。ビールマンポジションが美しい。スピンはオールレベル4。得点に大喜び。117.30点(PB)
総合 172.71点(PB)、ショート、フリー、総合でパーソナルベスト更新。1シーズンで30点以上(総合)伸びている。
#16 Nicole SCHOTT (GER)
薄ピンク+グレーのヒラヒラドレス。バイオリン似合う。3Lo決めて勢いに乗るかと思ったがコンビネーションで転倒。伸びやキレはとても良いスケート。103.75点
総合 160.63点
#17 Nicole RAJICOVA (SVK)
スパンコール付青ドレス。スロバキアへの応援は今日も大きい。単調なピアノ曲だけど、スケートの盛り上がりで魅せる。3Lz-2Lo美しく決まった。ループジャンプが得意なのがよくわかるプログラム。全部に加点が付いた。ステップは迫力、気迫。演技後はガッツポーズ。118.72点(PB)
総合 179.70点(PB)、地元大会で躍進した昨年から大きくパーソナルベスト更新。
#18 Roberta RODEGHIERO (ITA)
白キラキラノースリーブ、黒ミニスカ。勢いが良い。ジャンプもキレがあるけど、得点が伸びない。編曲、少し詰め込み過ぎ。103.23点
総合 161.00点
第4グループ、ゲーニャのボス感漂う挨拶。カロリーナ6分練習でいきなりスピン。
#19 Maria SOTSKOVA (RUS)
薄ピンクドレス。スタイルが良い(今更)。2回の転倒で元気が無い。回転不足もあって技術点が伸びないけど、3F-1Lo-3Sは男子より綺麗に入った。すごい。ひとつひとつの要素はとても美しい。演技構成点60点以上なのはソツコワちゃん含め上位5人だけなんだな。ロシア内の争いが厳しそうな表情のキスクラ。120.35点
総合 192.52点
#20 Laurine LECAVELIER (FRA)
ピンクTシャツ+エメグリ短パン→黒キャミドレス。入りの3Lz-3Tからすごい勢い。2A-3Tと後半の3Lz-1Lo-2S、コンボ全て決めて、こんなにジャンプ跳べる子だったっけ??ショートでも同じこと言った。ルッツ2本入って加点ついたのは大きい。衣装チェンジの仕草もセクシー。会場大喜び。勢い、キレ、美しさが揃って、しかも可愛らしさもある。減点1は時間違反だった。124.29点(PB)
総合 188.10点(PB)
#21 Ivett TOTH (HUN)
白ドレス。鐘の音から始まる、祈りのような振付。調べたらビートルズの曲だった。3Lz-1Lo-3Sから入ったのは目を惹いた。ジャンプが跳べて表現力もある、まだ18歳でびっくり。ジャンプとスピンでバランスを崩したのが悔しいか。もう少し得点出ても良いかと思ったけど、コンボがふたつしか入ってなかった。それでもパーソナルベスト更新。111.16点(PB)
総合 172.65点(PB)
#22 Evgenia MEDVEDEVA (RUS)
グレー+ピンクドレス。王者のオーラがでている。会場全体の気温が下がったよう。3F-3T高い、恐ろしい。GOEプラス1.40。軽く跳び軽く滑るので、難度が行方不明。羽根みたい。ジャンプほとんど片手上げだし。あ、ゲーニャでもルッツにアテンション付いてて逆に安心するわ。上手く行き過ぎてフィニッシュの電話をとるシーンで笑顔が出てしまう。できちゃった、私?みたいな。恋人の死を知る場面なのにね!ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。コンボ跳びすぎと思ったのは気のせい?GOE加点の嵐。世界最高得点。150.79点(PB)
総合 229.71点(PB)、総合も世界最高得点。
#23 Carolina KOSTNER (ITA)
黒長袖ドレス、胸元背中開き。完成度がすごい。3年ぶりのチャンピオンシップとは思えない。最初の3T-3Tから余裕があり、どのジャンプにも安定感。背中と腕のラインが美しいのでただ滑っているだけに見えるパートが無い。スピン中の腕の動きも他の選手とは比べ物にならない。大人の気品。演技後、本人が顔を覆うくらい良かった。コンボのループが回転不足。ステップはレベル4でGOEプラス1.80、驚異的。138.12点
総合 210.52点
#24 Anna POGORILAYA (RUS)
グレー+赤まだらドレス。対ゲーニャか?1つめのルッツでコンボにできなかったのか?コンボは全て後半に入れる構成。3Lo-1Lo-3Sは少し危なかったが、どっちにしろ後半に3本跳べるのはすごい。丁寧に気迫も込めて。絶対にやってやるという気持ちが伝わってきた。ステップ中に切ない表情や少し笑顔や感情が出るようになって、成長を感じる。GOEもプラス評価。演技後の挨拶で観客にキスを投げてから、歓声を胸に仕舞う仕草をするのがとても印象的。得点には不満そうだが、総合2位の表示に立ち上がってガッツポーズ。137.00点
総合 211.39点
表彰式の良い写真が無いけど、アーニャとカロちゃんが一緒に滑ってたのがなんだか嬉しかった。↑
【最終順位】
1位 Evgenia MEDVEDEVA (RUS) 229.71
2位 Anna POGORILAYA (RUS) 211.39
3位 Carolina KOSTNER (ITA) 210.52
優勝インタビューでトマシュがジャンプについてツッコミをいれてくれた。やはりゲーニャ、コンボを4本跳んでいた。
本人曰く「クリーンなプログラムだったので、もう少し跳びたくなった」
会場では笑いながらこういうニュアンスの話をしていた。
メドベージェワ:(余分なジャンプを跳ぶことを)決めたのは演技中。クリーンプログラムだったので、ラスト2つの要素で何かやりたいと思った。コーチからは「何のために?」と聞かれ、警告を受けている。今後も続けるかどうかはわからない。 https://t.co/x4xWACaYCz
— エイカ (@eikapervaya) 2017年1月29日
欧州選手権2連覇、キムヨナを抜く過去最高得点を達成したメドベージェワはこのインタビュー(https://t.co/AIkTCOQeUr)で3回転ジャンプのコンビネーションを4回までできると答えた。そして「4回が限界だけど、5回連続ができないわけじゃない。できることは全て試すわ」
— Masaaki Sasaki (@izasasakima) 2017年1月28日
試合後にこういうツイートを見て衝撃だった。ものすごいプログラムを目の前で観ていたんじゃないかと気づいた。歴史が塗り替えられていく瞬間を目撃したというか。
最後の2Aをコンボにしていなかったらあと2点以上は得点が出ていたんじゃないかな。それでも試しちゃうところがすごい。
個人的には技術点より演技構成点に目が行ってしまうのだけど、74.93点って驚異的。カロリーナの73.67点もすごく高いのだけど、ゲーニャはまだ17歳というのが恐ろしい。これで大人の滑りになったらどれくらい出るのかしら。その頃にはシステムが変わっているかな。それとも20歳くらいであっさり引退するのかな。24歳くらいまでは観たいけど、あんまり続けてって言うのも酷だしなあ。
ベルギーのルナちゃんとフランスのロレーヌちゃんが素晴らしい演技で、良い意味で驚いてそれだけでハッピーな試合でした。メダルを獲った3人の顔ぶれもなんというか、ああ、いい感じ!という感想(語彙力)。新旧女王が同時に表彰台に乗ったのは久しぶりとか!
Oh hey, it's Friday. #EuroFigure #iconic pic.twitter.com/Yq3OZ3x1Ez
— Jackie Wong (@rockerskating) 2017年1月27日
ロレーヌちゃんの衣装チェンジ。会場にいたおっさんと、おっさんに類する者(例:筆者)はもれなく歓声を上げた。
大会3日目、1月27日は14,600人以上観客が入ったそう。大盛況にて終了。
欧州選手権男子SP・2017.1.27
現地観戦(1/27)@OSTRAVAR ARENA
観戦メモ+試合後確認プロトコルまとめ
大会3日目。今日はミハルの試合。緊張して手が震えて・・・いたのにも関わらず感想メモはガンガン飛ばしているぜ。初日のペアとの分量の差が激しい。6分間練習を真剣に見て、演技も真剣に見て手拍子して叫んで、選手の挨拶終わったらひたすらメモするを毎日やってたって。クレイジー?キスクラも見たいし次の選手がスタンバイしてるのも見たいし、忙しかったな(遠い目)
http://www.isuresults.com/results/season1617/ec2017/ec2017_Men_SP_Scores.pdf
11:15 男子・ショートプログラム
36人がエントリー。全競技で最多。
第1グループ、ふわふわしているうちに始まった。
#1 Michael NEUMAN (SVK)
白ジャケット黒パンツ。第1滑走難しいだろうな。3Lz-2Tコンボ決めた。フリップは転倒してしまった。ステップがしんどそうで見ている方も力が入ってしまう。スタイルが良いのにもったいない!プロフィールによると190cm。…予想以上。47.67点
#2 Alexander BOROVOJ (HUN)
黒ベスト黒パンツ。ジャンプきっちり。手の動きはもう少しハッキリつけたい感じもするが丁寧に滑った。17歳だからまだこれから?「踊るリッツの夜」似合う。53.02点(PB)
#3 Engin Ali ARTAN (TUR)
エメグリ黒グラデTシャツ、黒パンツ。「誰も寝てはならぬ」オフボーカルで良い。サーキュラーステップ、後半に3T-3Tと3Loが入った構成とても好き。迫力はないけど丁寧なステップ。2Aになったけどトリプルを狙っていたのか。50.38点(PB)
#4 Anton KARPUK (BLR)
ベージュベスト&パンツ、黒シャツ。3A決めて乗った。回転不足判定だったけど。3F-3Tめっちゃ綺麗。3Lzも入って構成なかなかの難度。スピンも上手いけど最後のフライングで崩れてしまった。52.26点
#5 Mario-Rafael IONIAN (AUT)
白カーデ風トップス、茶パンツ。ジャンプが2回転になったり中々決まりきらなかったが最後までよく滑った。ループももう少し。採点時間かかった。42.62点
#6 Slavik HAYRAPETYAN (ARM)
白黒ベスト、黒パンツ。ゴッドファーザー。3A決めた。ルッツは詰まったけど、最後のサルコウに3Tつけてリカバー。勢いと力強さがあって曲に合っている。インサイドイーグル最高。スピン遅いかなと思ったけど全部レベル4だった。60.69点
第1グループでトリプルアクセルが入ったらお!ってなる。
第2グループ、直前練習からスピードが違う。
#7 Larry LOUPOLOVER (AZE)
黒銀キラキラシャツ、黒パンツ。途中まで編曲が変だったけど、ラストのステップでI love you baby ♪になったのは盛り上がった。観客を煽ったりショー向きな選手。スピン上手い。ステップは見掛け倒しかな。51.30点
#8 Daniel Albert NAURITS (EST)
黒透けシャツ、黒パンツ。3Aと3Lz-3Tを決めて乗った。判定はアンダローテ。スケートが伸びる。ステップもよく動いてたしスピンも上手でバランス良し。ループがダブルになったのが残念。母が好きそうってメモ書いた自分に笑う。55.14点
#9 Javier RAYA (ESP)
黒透けシャツ、黒パンツ(あれ?前の子と同じ)もう一人のハビエルって紹介するの失礼な気がする。でもさすがフェルナンデスと競っているだけあって繋ぎのスケートも見応えあり。ジャンプも高い。ルッツがエッジエラーかなと思ったらアテンション判定だった。だいぶわかるようになった。がっつりジャズを体現。コーチがめっちゃ動く。66.67点
#10 Mark GORODNITSKY (ISR)
白黒格子柄Tシャツ、黒パンツ。イスラエルが3枠!観客の手拍子が温かい。コーチがとても心配そうに見ている。フリップをコンボに出来ず3Lz-3Tで挑んできて若さを感じた。スピンが上手いのでこれからが楽しみ。51.72点
#11 Thomas KENNES (NED)
白深紫グラデシャツ、黒パンツ。手足余っていない系長身スケーター。難しいジャンプは入っていないが、片手を上げて美しい。2分以降で2本跳んだ。ピアノ曲の表現も切なくて良い。好きなスケーター見つけたけどフリーに進めないの残念。52.95点
#12 Igor REZNICHENKO (POL)
黒シャツ(首と腰に赤い紐)、黒パンツ。衣装で韃靼人の踊りかと思ったけど違った。背中を向けてスタートするの面白い。4回転挑んだ!1人目!転倒残念。ステップの振付がはっきりしていて好き。54.81点
第3グループ、衣装がみんな派手。チェコのジリくん登場。リンクサイドにトマシュコーチ(元チェコ代表)!
#13 Jiri BELOHRADSKY (CZE)
水色キラキラ模様付き黒Tシャツ、黒パンツ。トマシュコーチが頷きながら見ている。要素全てクリーン。観客を味方につけて最後までノリノリ。ステップは少し甘いけどダンスが上手い。納得の表情。あのやんちゃなトマシュがコーチしているの泣ける。お客さんにも大人気。60.99点
#14 Nicky OBREYKOV (BUL)
襟キラ黒シャツ、黒パンツ。ふたつトリプルが抜けてしまったのが痛い。目の前で跳んだ3Aは迫力すごかった。手拍子の音楽によく乗っていた。もう少し滑れる子だと思う。44.83点
#15 Valtter VIRTANEN (FIN)
白シャツ赤ネクタイ、黒パンツ。さすが29歳。滲み出るものが違う。イーグルからの3ループ最高。ステップで頭を抱える振付が素敵。好きな選手。56.52点
#16 Nicholas VRDOLJAK (CRO)
ミッドナイトブルーベスト、黒パンツ。面白い曲。ジャズかと思ったらポルカ?になった。Black cat, White catっていう映画のサントラらしい。軽快な曲なのにステップが負けていてもったいない。53.45点
#17 Sondre ODDVOLL BOE (NOR)
赤Tシャツ、黒パンツ。高めの男性ボーカルによく合っている。3Loすごくよかった。アクセルが抜けたのが残念。もう少し強さが欲しい。スピンはめちゃ速い。55.24点
#18 Moris KVITELASHVILI (GEO)
水色ジャケット青シャツ、黒パンツ。上手い!音がしないスケートにバレエのように美しい手足の動き。3A,4T-3T大迫力。GOEもプラスだ。サーキュラーステップなのもポイント高い(これは個人的に)。観客も巻き込んで素晴らしい。76.85点(PB)
第4グループ、ウクライナの公式ジャンバーはやっぱり可愛い。フランス応援お兄さんたち会場入り。隣の席が気になる。
#19 Kevin AYMOZ (FRA)
白ヒラヒラシャツ、黒パンツ。「ハレルヤ」を聴かす。聴かすスケート、19歳ですごい。ジャンプの回転速い。よどみなく一気に滑った。The・フランスなとても感動的なプログラム。フランス応援お兄さんたちの喜びようがやばい。71.26点
#20 Graham NEWBERRY (GBR)
キラキラ付水色シャツ、黒パンツ。18歳で若いけど引き込む力あり。ジャンプの軸が細くて回転速い。4回転いけそう。ステップ中のバタフライが高くて素晴らしい。これからが楽しみ。67.79点
#21 Stephane WALKER (SUI)
紺襟黒シャツ、黒パンツ。実際に見るとさらに細い。ずっとテレビで見ていて思い入れがあるから応援に力が入っちゃう。ロックなの意外だけど音ハメがしっかりしていて良い。直前練習ではジャンプ決まってたのに残念。スピンはやっぱりスイスだな。上手い。62.86点
#22 Ivan PAVLOV (UKR)
黒ジャケット青シャツ、黒パンツ。グレイト!ジャンプの安定・キレが素晴らしい。フリップはエッジエラーだった。ブレイクダンスみたいな独特なステップ。とにかくキレ。本人ガッツポーズ。68.94点(PB)
#23 Paul FENTZ (GER)
ピンクシャツ、グレーパンツ。4T決まったと思ったけど転倒。回転は足りていた。ジャンプはどれも高い。後半で3Lz-3Tが決まったのは大きい。スケートが伸びる。なんだかセクシー。72.68点(PB)
#24 Maurizio ZANDRON (ITA)
クリーム色シャツに金レース、茶パンツ。仏教っぽい音楽に見事な振付。肩と首の動きが柔らかい。ジャンプ落ち着いていて、3Loが特に綺麗。世界に入り込めた。63.79点(PB)
どうでもいいけどクリーム色って使ったの小学生以来かも。
製氷タイム、レポーターさんが会場を盛り上げる。
「みなさんどこからいらしたんですか??チェコ―?」「ワァァァァァ」
「ドイツー?」「フゥゥゥゥゥ」
「フランスー?」「ドンドンぱふぱふ~」
「ロシアー?」「うぉぉぉぉ」
「ジャパーン?」「イエーイ」
「スペインー?」「ドドドドドドド」
・・・・・・・・・・・ジャパン?ここはチェコ。これは欧州選手権。なぜジャパンの名がしれっと出てくるのか。もれなくイエーイ言いましたけど。日本人たくさんいたよ。うん。すごいね。
第5グループ、メンバーが豪華。デニスくんのコーチがステファン・ランビエールさんだと紹介された時の歓声はチェコ代表への応援くらい大きかった。さすが元世界王者。右隣の女の子もとても喜んでいた。
#25 Deniss VASILJEVS (LAT)
黒白Tシャツ、黒パンツ。メタルに乗ってジャンプ全てクリーン。パーフェクト。すごいキレ。跳び蹴りが高い。スピン・ステップも昨年よりかなり良くなっている。ステップの終わりにかけて音が少なくなっていって、ほぼ無音の中で滑っていたのが感動的。ステップレベル4でGOEプラス1.50!ランビ先生もニコニコ。79.87点
#26 Mikhail KOLYADA (RUS)
黄ライン入り青ジャケット、黒パンツ。入りのコミカルなポーズ目の前!4T-3T高いすごい。1Aになったのは痛かったけど引きずらないのがコリヤダくん。ステップは軽快で楽しさが体中から伝わってくる。3Lz綺麗過ぎる。スピンでビールマンポジションまでいって観客盛り上がる。ジャンプの抜けでキスクラでは落ち込み気味。得点にキレてる?プロトコル見たら、ノーバリューになったアクセル以外全要素でGOEプラス1点以上。怖いくらい美しい。83.96点
#27 Chafik BESSEGHIER (FRA)
白T黒革ベスト・手袋、グレーパンツ。4回転2本入った。ギリギリかなと思ったけど、回転は足りていたみたい。ロック似合う。手の動きがびっくりするくらい速い。ステップ上手くなった。パワフルごり押し。76.19点
#28 Jorik HENDRICKX (BEL)
白黒グラデシャツ、黒パンツ。しっとりな曲を情感たっぷりと。ジャンプクリーン。ルッツで少し崩れたが立て直して3Tつけた。3Lo美しい。スピン速いしポジションもはっきり。ステップどうしたの?ってくらいキレてる。GOEプラス1.40!完全復活じゃない?感動して泣きそう。キスクラでニコニコしてるのも嬉しい。スピン・ステップオールレベル4。82.50点(PB)
#29 Alexander MAJOROV (SWE)
赤ベスト白シャツ、黒パンツ。エレクトリックアレンジな民族音楽似合う。4T跳んだ!もうマヨが滑っているだけで嬉しいよ。(マヨロフくん=勝手にマヨと呼んでいる)スピン上手くなった。細かく刻むステップがとても可愛くて楽しい。音楽に合わせてどんどんはじける。晴れやかな表情。もう少し得点出るかと思ったけど、3Aにプラス評価付いていて嬉しい。78.87点
#30 Ivan RIGHINI (ITA)
黒網目シャツ、黒パンツ。「You Raise Me Up」めちゃくちゃ好きなプログラム。リギーニくんにこんなに泣かされる日が来るとは。2回の転倒がとても残念だけど、観客からの温かい声援。スピン・ステップはいつも通り。感情がぶつかってくる。ステップレベル4でプラス1.50ってすごい。69.96点(SB)
第6グループ、ついにミハルのターンです。
ミハルがコールされると割れんばかりの歓声。↑
地元のエースへの期待が高まる。
#31 Maxim KOVTUN (RUS)
ワッペンたくさん黒ジャケット、黒パンツ。お帰りマーカちゃん。最高!こんなに良いSP久しぶりじゃん。4S-3T,4T,3A全て決めた。加点付き。スピンもキレキレ、ポジションはっきり。ステップもノリノリ。ロクデナシ陽気男になりきってたよ。大きなガッツポーズが飛び出し、コーチを抱き上げるほどの喜びよう。キスクラでもお茶目。スピン・ステップレベル4で揃えた。94.53点(PB)
#32 Daniel SAMOHIN (ISR)
赤シャツ、黒パンツ。ロストバゲージでスケート靴が届かず、急きょ用意した靴で滑る。(ミハルが手配に動いたそう)6分間練習でもジャンプが決まらなくて心配。演技に入って1本目、3Tは降りた。意地で合わせた?残りのジャンプは2回転、1回転になってしまって得点にならない。靴の事情は選手紹介でもアナウンスがあり、会場は大きな手拍子で後押しする。演技後はとても悔しそうな表情。辛い。4回転ジャンパーの全力が観たかった。50.33点
#33 Michal BREZINA (CZE)
黒タキシード、赤チーフ。演技前から歓声がすごい。3F-3T、普通に跳んでびっくりした。いつもやれ。3Lz余裕あり。しかもGOEプラス。いつもやれ。3Aでか過ぎた。転倒。回り切ってはいた。ステップの迫力はすごい、膝を着いて回るところのスピードがやばい。レベル4に加点1.30嬉しい。スピンも悪くないしむしろ良かった。レベル取れてた。キスクラでの両手でGOOD!!ポーズに会場沸く。ミハルさらに煽る。得点にはこんなもんかなという表情。78.61点(SB)
#34 Alexei BYCHENKO (ISR)
赤ピンク+黒格子ジャケット、黒タイ、黒パンツ。「Chambermaid Swing」似合う!好きな選手これ滑るんだよな。ジャンプ滑らか、ミスする気配が無い。3AにはGOEプラス1.57。余裕がある滑り。ステップに入る前の動きは特に大人の色気を感じる。更に上手くなった。腕のリズムの取り方がセクシー。得点には不服そう。86.68点
#35 Alexander SAMARIN (RUS)
青+深青ブロック柄Tシャツ、黒パンツ。ステップ中の投げキッスどうした?セクシー&可愛い18歳にやられた。3Lz流れたけどコンボにした。思っていた以上にスケートが伸びる。スタイルが活きている。迫力あるスピン、レベル4揃えた。ステップ中の表情が良い。演技派。4Tでの転倒が悔しそう。77.26点
#36 Javier FERNANDEZ (ESP)
革サスペンダー付き黒Tシャツ、黒パンツ。大会4連覇中の世界王者が最終滑走で会場の盛り上がりも最高潮。だからあなたがフラメンコ踊るのは反則でしょうが。本家!ポーズを取った時点で色気がダダ漏れ。4Tの着氷がすごく沈んだのに普通に3T付けた。膝が柔らかい。4SにGOEプラス2.29付いてる、こええええ!指の動きまで計算されているよう。ジャッジ席で観たい。スタンディングオベーション!オーサーコーチもぴょんぴょん跳ねる!104.25点(PB)
【男子SP上位3名】
1位 Javier FERNANDEZ (ESP) 104.25
2位 Maxim KOVTUN (RUS) 94.53
3位 Alexei BYCHENKO (ISR) 86.68
インサイドイーグルとサーキュラーステップ大好き人間を発揮。荒ぶるメモ。それらを構成に入れているだけで選手の評価とテンションがぐんと上がる。
同年代の大好きなスケーター、ヨリックとマヨの復活が嬉しい。
デニスくん応援の大きいバナー持った日本の女性がいてただただ感心した。
マーカちゃん頑張った!弾けてるの久しぶり。
ミハル、滑り切りました。目の前で観てやっぱり好きだー!かっこいいー!ステップうひゃー!となりました。ジャンプは安心しすぎて辛口な感想(笑)ミハルに関しては別の記事で熱く語る。
「黒パンツ」の登場回数が恐ろしい。
女子フリーに続く。