茶色のアイドルとチェコの大天使

ドルオタとスケオタをこじらせていくブログ

ミハル@ミンスク2019

攻めたミハルの覚書

 

2019年1月24日

男子ショートプログラム

ミハルの出来は良いとも悪いとも言えない内容でした。冒頭の4S+2Tはとても綺麗に決まりましたが、3Fと3Aは片手を着いてのランディングになってしまいました。アクセルとフリップの順番を入れ替えて、より高得点を狙っていただけに残念でした。それでも演技構成点は高く評価され、スピンもレベル4を揃えて83点台に乗せたのは今季の好調を示しているのでしょう。ショートプログラムは全体の8位。3位との得点差は約8点でフリーの出来次第では表彰台を狙える位置につけました。

 

2019年1月26日

男子フリースケーティング

とても気合いが入っていたのでしょう。強い想いを持って試合に挑んだのだと思います。冒頭の4Sはステップアウトでコンビネーションにならず。このままコンビネーションをひとつ余らせて終わるのかなと思ってしまった自分に反省。次の3Aにはきっちりと3Tを付けてミスを引きずりません。3つめのジャンプは本来は3Fです。ところが!この軌道は4S。冒頭完璧に決まらなかった4Sにもう一度挑み、ステップアウトしながらも2Tをつけてコンビネーション成立。攻める気持ちを押し出してきました。

スピン、ステップ、スピンと続けてミハルワールドを表現し3Lzも綺麗に決まった。このまま最後までうまくいくかなと思ったら3Aがシングルに、次の3F+2T+2Loも1Fからの3連続になってしまいました。気合いが空回り?7つめのジャンプ要素は3Loでしたが、ここでも驚き、3Aに挑んできました。回転不足で転倒してしまったけれど、攻める気持ちを見せてくれただけでとても感動しました。最後に挑んだ3Aが決まってればとてもかっこいいけれど、決まらないのがミハルなんだよな…。そこも好きなんだけど。

終結果は7位。ショートよりも順位が上がってフィニッシュしたけど本人はとても悔しかったと思う。だって3位に入ったのはショート10位だったリッツォくんだもん。たらればは言いたくないけど、ミハルもパーフェクトな演技をすれば表彰台に乗っていた可能性が十分ある。力を出し切れなかったことが悔しいだろう。

試合が明けてミハルがインスタを更新した。「Life doesn't get easier, you just get stronger!」という言葉が入ったイラストとともに、もっと自分が持っているものを表現したい気持ちが強まったと綴っていた。まだまだ滑ってくれるんだ、魅せてくれるんだと思うととても嬉しくなった。世界選手権もその後もとても楽しみにしているよ。

 

ミハルが現役を続行した理由と+FIVE APPARELについてのお話↓

www.isu.org

優しくて強い人です。「attitude」、自分も大切にしようと思います。