茶色のアイドルとチェコの大天使

ドルオタとスケオタをこじらせていくブログ

派閥の話

たまにはお題でブログでも書いてみようかと思った人です。こんばんは。

ブログ名に「アイドル」と入っているからにはアイドルが好きなわけですが、そもそもアイドルの定義ってなんじゃいなという話になりまして。そこで登場したるは先日贈られたばかりの『新村出編 広辞苑第七版』(岩波書店)。いやぁ、辞書って素晴らしい文化だよね。早速ひいてみましょう。

 

アイドル【idol】

①偶像。→イドラ。②あこがれの対象者。特に、人気のある若手タレント。

 

あこがれの対象者ね。なるほど。「特に」以下を無視すればかなり範囲が広がりますな。つまり私にとっては、野崎弁当もアイドルだし、ミハル・ブレジナもエカテリーナ・ボブロワもアイドルだということになる。ほうほう。では、①の意味についてもう少し調べてみましょう。

 

イドラ【idolaラテン

①偶像。盲目的信仰の対象物。幻像。

 

盲目的信仰………盲目的信仰!

さっきよりしっくりきた。「あこがれ」より「盲目的」じゃないですか、極めてるオタクって。 #極めてる #とは ここで自分が認識している「盲目的」の意味が正しいか確認しておきましょう。

 

もうもく・てき【盲目的】

感情に引きずられて、理性を失い分別を欠くさま。

 

はい、オッケーでーす。あれでしょ、ざっくり言えば「推しが何してても可愛いorかっこいい」状態でしょ。わかりましたよ。これなら、今週のお題「私のアイドル」についてちょっと書けそうな気がしてきました。

 

「推しが何してても可愛いorかっこいい」という状態はミハルのほうが当てはまります。どんなプログラムを滑っても、どんな衣装でも、どんな髪型でも、インスタに上がる写真が何だろうが、奥さんとイチャイチャしてようと、自分の試合残ってるのに妹の応援に来てるとこだって、「かっこいい!!!」ってなるんですよ。(たまに可愛いがある)

 

 

ん……髪型?

 

 

なぜでしょう。広く認識されている「アイドル」という定義に当てはまる野崎弁当さんのことになると、髪型が大きな問題になってきます。そう!自撮りが上がるたびに出来する【長髪派・短髪派・黒髪派・派手髪派問題】。ここに【前髪ストレート派】とか【耳かけ派】とかくっついてくるんですけど、そこまで入れるとちょっとややこしくなりそうなので割愛しますよ。というか正直私は耳かけしてても気づかない!!!

【長髪派・短髪派・黒髪派・派手髪派問題】がある限り盲目的信仰は有り得ない。これは野崎さんに限りませんよ。二番煎じくんにおいてもそうですよ。ここしばらく彼は色が変化するくらいで派手髪を維持していたというのに、2018年二番煎じ黒髪にしたってよの変!!!私は嘆いた。ただでさえめせもあ。内派手髪人口が減少しているというのにお前もか煎じ!と。ここまで読んだ方ならお分かりだろう。私は【派手髪派】である。理由はよくわからない。ひとつ言えるのは髪に限らず「他と違う」というのは好きポイントだということ。あーあ二番くん派手髪に戻さないかなぁ。この前チェキ会に行った時には「黒髪に慣れてきたころにレインボーに変えてやるから」とか適当なこと言ってましたけど。私はレインボーのほうを推奨するね(するな)。

さて、野崎さんに話を戻しましょう。ブログ名にある茶色のアイドルとは無論野崎弁当さんのことですからね。週末アイドル時代はこんなに心揺れることはなかったんですよ。シングル発売や写真撮影のタイミングで多少長さに変化はあれど、サラリーマンだもの、一定の長さに保たれている状態が一般的だから。あ、嘘だ。初めての中野サンプラザ公演の時は嘆きました。「おい、髪切りすぎだろうがぁぁぁぁぁ」って。そうです、そうなんです、私は【派手髪・長髪派】です。だからねぇ、べんとすウィッグ被ってるときとか超好き。あの、ちょっと世代感じるウィッグ最高じゃないですか。多分「黒髪・短髪派だけどウィッグ被ってるのはまた別」って方も一定数いらっしゃるとは思うんですけど。私は!地毛でも!あれくらい長くて明るい髪でもいいと思うんですよ!だから昨年初めでしたっけ?髪染めたよ~っていう野崎さんの写真には歓喜しましたね。いいぞ、もっとやれと煽りましたね。

しかしそこから始まる戦いと葛藤。一度(地毛が)茶髪の野崎さんを見てしまったら、もう戻りたくはないのですよ。黒髪に。ちょっと長めで癖っ毛を活かしたスタイリングなんか見ると、一生そのままでいいよと思うわけですよ。でも知っています。野崎さんの黒髪が好きな人も短髪が好きな人もたくさんいるということ。そして髪型を決めるのは野崎さん自身だということ。これは戦いです。

さらに、アイドルという職業になったことにより髪型の自由度が広がった半面、今度は楽曲や役のイメージに髪型を左右されるという事態が発生。ただこれは喜ばしいことです。活動の場が広がっているということですから。だから葛藤するのです。例をあげると昨年末に発売された野崎弁当センター&プロデュース曲『New Sunshine』のMVにおける野崎さんの髪型です。当初「MV撮影しました!」という公式ちゃんからのツイートを見て思ったのは「髪短すぎない???」でした。茶推し一同歓迎ムードの中、少数派の方々と悲しみを分かち合ったのをよく覚えています。しかしですね、MVを何度も見て歌詞を読んでいると、野崎さんが撮影前にあの髪型にしたことに納得がいったんですね。表現の一部だなと。なにも考えてなかったら泣くけど、まぁそこは信じましょう。私の好みは【派手髪・長髪】だけど、野崎さんが表現したいイメージに合うのは【黒髪・短髪】だったのです。ここで葛藤しました。自分の好みと推しのやりたいこと。でも最終的には推しの望むことが勝ってしまうんですね。

ここで盲目的信仰の話に戻ってみましょう。「髪の毛、もっと長いほうがいいなぁ」と思う時点で盲目的ではないですね。でも「野崎さんがイメージしたのがこれだったんならいいか」と思えるのはちょっと盲目的ですね。だって推しがやりたいようにやってるのが好きってことじゃん。これは好きという「感情に引きずられて、理性を失い分別を欠くさま」に近いのではないだろうか。盲目的信仰といえるのではないだろうか。やはり野崎さんも私のアイドルなのである。

 

結論:私のアイドルは髪型ひとつでファンを右往左往させることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、それにしても、舞台『アンフェアな月』の藤田由人役の髪型楽しみですね。