茶色のアイドルとチェコの大天使

ドルオタとスケオタをこじらせていくブログ

ミハルヘ

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ミハル、北京オリンピックに出場してくれてありがとう
ショート25位という結果は不本意だと思うし、応援している私もとても悔しくて悲しかった
それでもピョンチャンオリンピックから4年、ボーナスと言ったら失礼だけど、本当ならキャリアを終えているはずだった日々を現役選手として試合に出て活躍する姿を見せてくれたこと、誇りに思います

ミハルに出会った18歳のあの頃から私のフィギュアスケートへの熱量は増す一方だったよ
ジャンプを見分けることはもちろん、ルールも勉強して、得点のつけ方も調べて試合のTESカウンターを見て点数だけでレベルも加点幅もわかるようになったし、PCSもどれくらい出るか見当がつくくらいにたくさんの試合を見たよ

ミハルが試合をするところを見たいと思って2014年のさいたまでの世界選手権はチケットを取った
だけどミハルはショートプログラムで足首を怪我してしまって、私が観戦したフリーは棄権したんだよね
あのとき私は手作りで国旗のバナーを作ったよ
絶対これを会場で掲げるんだって夢見ていた

2017年のヨーロッパ選手権チェコ開催と知った時、絶対に行くと決めた
海外なんて行ったこともないのに絶対にミハルの生まれた国でミハルが滑る姿を観に行くんだって信じて疑わなかった
そのために就職して、仕事は環境があんまりよくなかったけどユーロに行くための資金を貯めるんだって頑張れた
そのおかげで事務仕事や電話応対、レジ締めとかできるようになったこともたくさんある
初めて旅行会社を調べて個人旅行のお願いをして、チェコに行く準備ができた
そうそう、チェコのチケットサイトで大会の通しチケットを買ったんだった
自分で席を選んで、ジャッジの後ろにしたんだよ
チェコ行きの前は調子を崩していて行くのを諦めようかとも思ったけれど結局走り込みとかして行ったんだ

初めての海外がひとりでのチェコだった
これはどんな人に言っても驚かれるんだよ
初めての海外、初めてのヨーロッパ選手権の会場
広くて周りの観客はみんな背が大きくて、私なんか入場に並ぶのに埋もれるくらいだったけどそれすら新鮮で面白かった
ミハルが目の前でスケートしているのを見て息が止まったのを覚えている
ミハルのトリプルアクセルは本当に大きくて美しくてかっこよかった
ジャンプだけじゃない、深いエッジワークや正確なスケーティングがスタンドの上からもわかった
スタジアムの花屋で花束を買って手紙を入れて、ショートプログラムの後にリンクに投げ込んだ
あの手紙、届いているといいな
手作りのバナーを掲げたら気づいてこちらに手を振ってくれたね
嬉しくて飛び跳ねながら自分の席に帰ったよ
あの日は私の27歳の誕生日で最高のプレゼントだった
2017年1月の大会に観客として参加できたことは私の人生のハイライトです

ミハルに出会ったからチェコに行けたのはもちろん、日本各地にも行けたし、ひとりで新幹線や飛行機にも乗れるようになったし、人と話すのも少しはうまくなった気がする
なにより毎シーズン、ミハルがどんなスケートをするんだろうって楽しみにしていたから生きてこられた
2018年のオリンピックで終わりだって聞いた時は寂しかったけど最後まで応援しようってテレビの前で真剣に見た
本当は会場に行きたくて旅行会社に問い合わせたけれど、チケットも宿泊費も高いし倍率も高いしちょっと無理だったよ

2018シーズンのあと、現役続行と聞いた時は驚いたし、ちょっと怒ったし(笑)、でもまだ選手のミハルが見られるって嬉しかった
大会の数は減ってしまったけど、ヨーロッパ選手権には毎年出場して、そのたびに日本の実況解説の人たちに「すっかりおなじみの」とか「14回目の出場」とか言われて勝手に誇らしく思っていたよ
ダニエルちゃんと結婚して、ナヤちゃんも生まれて、夫になり父になったミハルは今までと少し違っていて、よりブレない心でスケートをしているように見えていたよ
2020年のユーロではショートプログラムで1位を獲ったね
あの時は日本は明け方だったんだけどもうベッドから飛び出しちゃうくらい嬉しくて興奮した
長く続けていたらいいこともあるんだなって思った

北京オリンピック、フリープログラムまでミハルの納得のいく演技ができるようずっと祈ってた
だけど、そうだね、そんなに甘くはないよね
ミハルの演技を終えた後の表情、キスアンドクライでいつものポーズをしてくれないほどショックを受けているんだろうことは容易に分かった
いろいろ思ったよこちらも
最初のジャンプがクワドになっていればとか
コンビネーション無理せずセカンドを2回転にしとけばとか
それくらいの点差だったもん
でもスポーツにたらればはないもんね

今朝、ミハルがインスタを更新していて、思ったより早くてびっくりしたよ
メッセージを読み始めたらどんどん涙があふれてきて、英語だし3回くらい読まないと内容が全部分からなかった
ここまで長いキャリアを続けてこれたのは、ミハル自身も相当努力しただろうし、周囲のサポートもたくさんあっただろうし、そのことに誇りを感じていることが文章から伝わってきた
31歳まで世界のトップとして戦うということは誰にでも真似ができることではないし、だからこそミハルにしか見えない景色もあっただろうし、家族やコーチ、友人のサポートへの感謝やスケートから得たものへの感謝を綴るミハルの言葉はとても心に響いたよ
だからやっぱり最後のオリンピックでもフリーまで滑ってほしかったという悔しさもある
でもここまでの選手はめったにいないという誇らしさもある
選手として演技するミハルはもう見ることができないんだという寂しさもある
今もこのブログを書きながら涙が止まらないんだけど、とても複雑な気持ちだよ
ミハルに伝えたいことたくさんあるのに私の英語力ではほんの少ししか表現できなくて悔しかった

だけどミハル、やっぱり一番に伝えたいことは、フィギュアスケートをしていてくれてありがとうってこと
ここまで現役の選手として頑張って、いつも私にエネルギーを与えてくれたこと本当に感謝しています
ミハルが試合に出る時はいつだってドキドキして、うまくいったら叫んで喜んだし、失敗してしまったらすごく落ち込んだ
それくらい自分の命を懸けるって言うと大げさに聞こえるかもしれないけど、自分のなかではそれくらい本気でミハルのこと応援していたし、そんなふうに誰かを想うことはこれまでもこれからもミハルしかありえないと思う
ミハルは私にとってスペシャルなスケーターです
ずっと頑張ってくれてありがとう
お疲れ様でした
早く帰って2歳になったナヤちゃんを抱きしめてあげてね
これからのミハルの人生に多くの幸がありますように


追伸
インスタの最後"old guy"なんて言わないでよ、切ない気持ちになってしまったじゃん
でも確かにミハルはそうなんだよね、ベテランで"old guy"なんだ
どんな気持ちでこの言葉を選んだの?
想像するとやっぱり切ない

最後に
ソチオリンピックチェコ代表のジャンバーは私の一生の宝物です
今も使ってるよ

ミハル、旗手を務める

始まりました、北京オリンピック

大会1日目からクライマックスを迎えたミハルファンこと私

 

なんと!なんと!なんと!

ミハルが開会式でチェコ選手団の旗手を務めたんですよ

いやあ、もうね、感動した

チェコってアイスホッケーとかスキーとかが強くて国内でも人気のスポーツらしいのですが、そんな中4大会連続出場のミハルが!フィギュアスケート選手のミハルが!

旗手を務めました~!!!!

チェコの入場順は68番目でだいぶ後半だったのですが、前の前の国が入ってきてるくらいからドキドキしてもう待ちきれないぞ!って興奮してました

そして迎えたチェコ~!!!!

なんと大選手団!

アメリカやカナダには負けるけどね)

こんな大勢の選手の代表として旗手を務めているミハル!やばい!泣ける!

 

感無量

 

表情が良くってですね

同じく旗手を務めた女子アイスホッケーの選手と言葉を交わしながら、入場してくるわけです

誇らしい気持ちになった

見て!ミハルよ!って気持ち

大会1日目、しかも開会式でこんなに興奮して、このあと持つんだろうかと自分で心配になるくらい盛り上がりました

以前に長く続けているとってブログを書いたけれど、もう1回オリンピックに出場できたから国の代表として旗手まで務めて、本当にいいことがあるんだね

きっとナヤちゃんも見たと思うよ

もちろんダニエルちゃんは誇らしいだろうなあ

 

はい、開会式直後に書いたら文章にならなかったと思うので一晩おきました

思い出しても胸がいっぱいになる

 

8日から個人戦だね

ショートプログラム、納得のいく演技をしてほしいな

楽しみだし、これで終わりなのかと思うとしっかり目に焼き付けなければという気持ちにもなる

団体戦で一回滑ったからきっといい演技ができる

Good Luck Mick!!!!

 

ちなみに入場順は国名の漢字表記の一文字目の画数順でした

チェコは「捷克」と書くそうです

ひとつ知識が増えました~

北京オリンピック2022

このブログを更新するのもずいぶんと久しぶりになってしまった

明後日には北京オリンピックフィギュアスケート団体戦が始まりますね

ミハル、最後のオリンピック

なんと!今回は!チェコ団体戦に出場できるということで!

少なくともショートプログラムは2回見られるってことですね

はあ、楽しみ

オリンピック期間中にはナヤちゃんも2歳になりますねえ

ミハル、コロナと怪我に気を付けて、納得のいくオリンピックになりますように

ミハルファンとして最後まで見届けます

ミハル、父になる

 

ミハルが!ついに!パパに!なりました!

いや~ねぇ、奥さんであるダニエルちゃんが

「新しい家族を迎えるよ~」

的なコメントを出したのが昨年の7月…

「予定日、2020年2月だよ~、女の子だよ~」

ってお披露目したのが昨年の8月…

 

待ってた!

ずっと!

ミハルの娘ちゃん爆誕の日までは死ねんと思ってたガチで

だって絶対可愛いじゃない?

あんな美男美女カップルの娘とか産まれてすぐから可愛いに決まってるじゃない?

だいたいミハルというかブレジナ家の美しい遺伝子が次世代に継承される時を見逃してはならないじゃない?

 

2020年2月5日、10時14分

無事に生まれたそうです

誕生後初めてのパパのインスタは下から見てね

 

 

 

おめでとうございます

ほんとにめでたい

ミハル良い顔してんだよ…

パパになるとこんな顔できるようになるの?

語彙力ないけど幸せに溢れてるってまさにこの顔よねという

は~、こんな良い顔見せられたらたまらんな

しばらくニヤニヤしていたもんね

ミハルが嬉しそうだしダニエルちゃんも幸せそうだし、画面越しでも幸せは伝播してくるもんなんですね

 

しばらく幸せのお裾分けに浸ってからふと

ミハルこれで引退するって言うかもなあ

と思いました

これはあくまで個人の印象ですけど

 

今年まだ書いてなかったけど、ミハル13回目のユーロ(欧州フィギュアスケート選手権)頑張ったんですよね

ハビが引退して誰が新しいヨーロッパのチャンピオンになるか注目の年で、大本命がいるわけでもなく、メダル候補に名前が挙がっていたんです

今シーズンは前半イマイチだったけど、昨シーズンはグランプリファイナルまで行けたからね

まあ、でも失礼な話、ベストな演技して銅メダル獲れるかどうかだろうなあとぼんやり予想してというか、期待しすぎないように観戦に入ったんですね

しかも今年は深夜起きとく元気なくて録画で追いかけようくらいに思って

ところが蓋を開けてみたらびっくり

ショートプログラムを1位で折り返すミハル

明け方目が覚めて、男子終わったかな~とか軽い気持ちでタイムラインを見ていたらどうも様子がおかしい

キスクラの表情をとらえた写真がとても笑顔だったので本人としてはベストな演技ができたんだなあと思いながら、得点も見て今シーズンでは一番じゃないかと思いながら、ね!そしたらね!もうISUの公式が「リザルト!」って出してきたわけですよ

 

1位 Michal Brezina

 

は?

 

は????

 

えええええ待って、1位て?!まじか!なんで?!アリエフくんとかサマリンくんとかエイモズくんとかどうした?え!え?!リッツォは?!は!?

 

Michal Brezina clinched the lead in the Men's Short Program!

 

ま じ で

 

いやったあああアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(心の叫び@4:30a.m.)

 

声も出た、うん

明け方から迷惑なこって

いやーね、もう1回寝ようと思ってたけど無理だよね

興奮して寝られるわけがないよね

すぐに起き出して録画再生したよね

とりあえず1度ミハルのところまで早送りしてみたよね

ミハルの演技見たよね

ジャンプ綺麗に決まってる!

ステップもスピンもレベル取れてる!

しかも楽しそうに滑ってる!

はあん!

え?今スピンのポジション取れんかったとこあったな?

あ!これレベル落としたやつやん?

解説の岡崎真さんも言ってるじゃん!

あああああ惜しい

これ決まってたら90点超えてたじゃん?!

でも1位なの…

 

Q:みんなどうした?!

A:みんなちょっとずつミスをした

 

13回も出場しているミハルですが、ショート1位で折り返すのは初ですよ

やばいな?

え!?あんまりプレッシャー感じてほしくないけどメダルある?あるかも????

期待してしまうじゃんか、ああでもメダルのこと意識せずに演技に集中してほしい

ファンの勝手な葛藤ですね

しかもフリー最終滑走かよ!あかん!無理!見てるほうが緊張する!

ともかくメダルは良いから納得できる演技をしてほしいと祈りました

 

フリーは日本時間の朝6時15分頃からの滑走だったので、緊張するけどライブで見ようと覚悟して第3グループの途中から見ました、4:30起き

メダル争いをする選手たちに少しずつミスがあって、160点取れればメダルは獲れるってわかってしまったんですよ

ミハルのフリーのパーソナルベストは167.32なので、大きなミスがなければいけるって

ミハルの前に滑走したアリエフくんはほぼ完ぺきに演技して180点超えたから、優勝は厳しいかなと思ったけど、でも銀メダルは!と!

私がどう思おうと関係ないんですけどね、昨日の「メダルはいいから~」って気持ちはどこに行ったんだっていう

 

ミハル、力入ってたの最初のサルコウに入る構えで分かりました

失敗するときの傾き方してる…ああ、ミハル落ち着いて

最初のクワドサルコウが2回転になり、2本目のサルコウは転倒し、3本目トリプルアクセルの所でもう一度サルコウに挑んで転倒し…

4回転決めたかったのわかる、優勝狙ってたのもわかる

でも2転倒は痛かった

しかしですね、この後のミハルがいつもと違う強さを見せて…

ステップは切り替えていつも通り感情込めて正確に滑って

後半のジャンプで抜けることが多いミハルが、後半は!4本!きっちり回り切って!転ばずに!3連続は入らなかったけど降りたのはえらい!

コレオもしっかり魅せて、前半の失敗がなかったことにはならないけど、後味の悪い演技にはならなくてほっとした

もうベテランと言われて何年よ、それくらいできて当然かもしれないけど、大崩れせずに自分の演技をしてくれて良かった

得点は140点乗ってくれ~と思っていたら、想像以上に演技構成点が出て141点には届きました安心

総合結果は7位(SP:89.77, FS:141.48, Total:231.25)

 

演技後にリンクに手をついてしばらく考えているようだったからがっかりしたのかなと思っていたけど、インタビューでは「11回目のトップ10入りができたんだから、誰が何を言えようか」と言っていて、きっとメダルは欲しかっただろうけど、でもそれでも13回出て11回トップ10でずっと上位に居続けられるってすごいことだって思い直しました

 

それから「来年もこの場にいるとは限らないので、会場の雰囲気を感じようとしていました」とも

試合後に更新したインスタでは「もっと良い結果で終わりたかったけどそれが人生、今の自分にはもっと大事なことがある、早く妻と娘に会いたいな」って書いていて

 

そうだよねと

 

もともとピョンチャンオリンピックで引退すると思ってたから、その後の2シーズンは私からしたらボーナスみたいなもので、次の目標とか、競技より大事なものができたってなったんなら、どうぞそちらを頑張ってくださいという気持ち

あ!まだ確定じゃないですよ、本人何も表明してませんからね

 

でもね、ユーロの後のコメントと、娘ちゃんを見つめる表情を見ていたら、そう言うんじゃないのかなって思っちゃったんですね

 

私の推測はだいたい外れるのであてになりませんが、こう感じたことを残しとこうと思って書きました

 

多分ワールドは出ると思うので今度はショート、フリーともベストな演技を揃えられたらいいね

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに奥さんがインスタのストーリーズで娘ちゃんのお顔公開してるんですけど、死ぬほど可愛いです、想像以上です、生後1週間でこの可愛さってどういうこと?って悶えてます

あ!あとお名前 Naya Rose Brezina っていうんですけど、貴族かな?

字面が強い、絶対美人になるぞ~エリシュカ(ミハルの妹)に似てもいいんだよ笑

 

健やかにあれ!

 

ミハル@ミンスク2019

攻めたミハルの覚書

 

2019年1月24日

男子ショートプログラム

ミハルの出来は良いとも悪いとも言えない内容でした。冒頭の4S+2Tはとても綺麗に決まりましたが、3Fと3Aは片手を着いてのランディングになってしまいました。アクセルとフリップの順番を入れ替えて、より高得点を狙っていただけに残念でした。それでも演技構成点は高く評価され、スピンもレベル4を揃えて83点台に乗せたのは今季の好調を示しているのでしょう。ショートプログラムは全体の8位。3位との得点差は約8点でフリーの出来次第では表彰台を狙える位置につけました。

 

2019年1月26日

男子フリースケーティング

とても気合いが入っていたのでしょう。強い想いを持って試合に挑んだのだと思います。冒頭の4Sはステップアウトでコンビネーションにならず。このままコンビネーションをひとつ余らせて終わるのかなと思ってしまった自分に反省。次の3Aにはきっちりと3Tを付けてミスを引きずりません。3つめのジャンプは本来は3Fです。ところが!この軌道は4S。冒頭完璧に決まらなかった4Sにもう一度挑み、ステップアウトしながらも2Tをつけてコンビネーション成立。攻める気持ちを押し出してきました。

スピン、ステップ、スピンと続けてミハルワールドを表現し3Lzも綺麗に決まった。このまま最後までうまくいくかなと思ったら3Aがシングルに、次の3F+2T+2Loも1Fからの3連続になってしまいました。気合いが空回り?7つめのジャンプ要素は3Loでしたが、ここでも驚き、3Aに挑んできました。回転不足で転倒してしまったけれど、攻める気持ちを見せてくれただけでとても感動しました。最後に挑んだ3Aが決まってればとてもかっこいいけれど、決まらないのがミハルなんだよな…。そこも好きなんだけど。

終結果は7位。ショートよりも順位が上がってフィニッシュしたけど本人はとても悔しかったと思う。だって3位に入ったのはショート10位だったリッツォくんだもん。たらればは言いたくないけど、ミハルもパーフェクトな演技をすれば表彰台に乗っていた可能性が十分ある。力を出し切れなかったことが悔しいだろう。

試合が明けてミハルがインスタを更新した。「Life doesn't get easier, you just get stronger!」という言葉が入ったイラストとともに、もっと自分が持っているものを表現したい気持ちが強まったと綴っていた。まだまだ滑ってくれるんだ、魅せてくれるんだと思うととても嬉しくなった。世界選手権もその後もとても楽しみにしているよ。

 

ミハルが現役を続行した理由と+FIVE APPARELについてのお話↓

www.isu.org

優しくて強い人です。「attitude」、自分も大切にしようと思います。

迷ってた話

こんにちは。久しぶりに茶色のアイドルのほうの話をしようかなと思います。 というか自分の話になるかもしれません。

 

2018年は野崎弁当さんが大活躍の1年でした。(まだ終わっていないけど。)昨年末のセンター曲発売に始まり、JUNONソロ掲載、舞台アンフェアな月出演、ツアーでの渾身のソロ演目、ファーストソロ写真集発売しかもオリコンウィークリー3位などなど。野崎元年という言葉も巷で流行したとかしないとか。色んな場面に活躍を広げ、茶推しさんも増えたと聞きます。

ところがですね。私自身はそんな野崎さん大活躍の流れにイマイチ乗り切れませんでした。New Sunshineのリリイベには行けました。おめでとうと言えました。でも本当に心から言えたのか?以前書いた気がしますが、センターを勝ち取ったことをリアルタイムで知れなかったんですよね、入院してたので。フリラもMVも見たけどあんまり実感が湧かないままおめでとうと言ってしまった気がする。

そんな中、藤田役の髪型が楽しみだと長々と文章を綴ったにも関わらず、また体調を崩して入院。舞台アンフェアな月のチケットはもぎられることなく手元にある。生誕祭も初めて行けなかった。退院したころにはツアーのチケットはとっくに発売済みで、推しのソロ?ストーリー?そんなこと言ってる場合じゃない。1公演行けるかどうかもわからない。タイムラインを見るのがしんどくてスマホから距離を置いていた時期もある。このままめせもあ。からも離れるのかなと思った。

身体と心はつながっているとはよく言ったもので、体調が少し回復してくると気持ちにも余裕が出てきて、やっぱり推しに会いたくなってきた。それがちょうど大逆転ディーラー発売の時期。初心に帰って1分だけ推しに会いに大阪に行った。会って話したら、「俺は確実に進化してるよ」と言われたらライブに行きたくなった。広島公演のチケットはまだ入手できた。一緒に行ってくれる友人もいた。

1年4カ月ぶりのライブで見た野崎さんは、ご自身で言っていた通り、いやそれ以上に進化していた。ダンスも歌も演技も。そんな推しに圧倒されつつも、やっぱりライブって楽しいなと実感した。楽しそうに歌って踊る野崎さんを見て、声を上げて、そこからパワーをもらうんだなってわかった。それが生きる力になってると。

わかったはずだった。

全然話が変わりますが、私はどうも共感とか想像とかが苦手なようです。ようですじゃなくて苦手です。だから自分の目で見てないものに想いを馳せることはできないし、人の感想を聞いて心を動かされることもほぼありません。

今回のツアーのソロ演目で野崎さんはたくさんの踊ってみたを披露したそうですね。ひとつも見れていませんが。ソロ演目がある日はタイムラインがとても賑やかになります。その目で見た人も見ていない人もそれぞれの想いを呟いている。至極当然です。だってそれがツイッターだもの。でも自分は?あぁまた欅坂踊ったんだ。それだけ。ほんとにそれだけ。推しが好きだから、踊るからって本家に興味が湧くわけでもない。ソロのために遠くに行く気持ちもない。きっと色んな想いを込めて踊っているであろう推しの気持ちを一つも想像できない。見た人の気持ちからなにかを感じることもできない。

 

茶推しをやめるか

 

今年なんど思ったことか。野崎弁当という人を嫌いになったわけじゃない。むしろ好きなまま。でも茶推しではいられないんじゃないか。誰かが「茶推し」という概念を決めたわけじゃないけれど、それを名乗るにふさわしくないのではないかと考えた。ふさわしいとかふさわしくないとかじゃなく、ただ嫌になっただけかもしれない。縛られるのが。

 

写真集のリリイベには行かなかった。行けなかったじゃなく行かなかった。購入したのも一冊だけ。オリコンにランクインして推しが喜んでいて、その事実は嬉しかったけど自分とは関係のない世界の話のような気がしていた。

ライブは楽しい。広島公演の勢いでツアーファイナルのチケットをとってしまったけど、どうしよう。やっぱり行くのはやめようか。何度も頭をよぎった。それでも大きな舞台に立つ推しを見たいという気持ちもあった。この目で見たいと。行く方に傾きかけていた。茶推しじゃなくてもいい。行きたいから行くんだって開き直りかけていた。

そんな中で更新されたのが「ニヤニヤする話」

 

―でも、僕が活躍すれば、それを喜んでくれる人がいる。

―僕が活躍することで、誰かが笑顔になるのなら、僕はそのために頑張りたい。

―そしてそれは、僕自身の幸せにもなる。

 

やっぱり野崎さんは野崎さんで、そんな野崎さんだから好きなわけで、活躍が嬉しいわけで、それが野崎さんの幸せになるなら、いくらだって活躍を喜ぶよ。と素直に思いました。そして最後の一言。

 

TOKYO DOME CITY HALLに立つ僕を見たら、たくさんの茶推しが喜んでくれるかなって、そんなことを考えて、ニヤニヤしながら、日々を過ごそうと思う。

 

そんなこと言われたら茶推しでありたいと思っちゃうじゃん。大きな舞台に立つあなたを見たいしきっと嬉しいだろうし、そう思う人を野崎さんが茶推しって呼ぶならそうでいたい。

結局ツアーファイナルには茶推しの底力Tシャツを着ていきました。それが答え。単純な話だった。推しの力は偉大である。

 

TOKYO DOME CITY HALLの大きな舞台で歌い踊る推しは、本当にキラキラしていてずっと笑顔で楽しそうで全力で、やっぱり野崎弁当で、目が離せなかった。歌声が体中に響いて幸せを感じたし、ステージを駆け回る姿を目の当たりにして来て良かったと思った。やっぱり好きなんだなって。野崎弁当が好きだし、ライブが好き。

 

小説は好きだけど、世界に入り込むってことはありません。共感も想像も苦手。ストーリーを見ても心乱れることはなく。そんな自分が不安になりました。でも見ていてだんだん自分の都合のいい解釈をし始めました。野崎さんがMeseMoa.のメンバーじゃない生き方を選択することは絶対ないという変な確信があるからだなって。以前の仕事を辞めてアイドルという生き方を選ぶのには、壁も現実も将来のことも周囲の目も自分以外の誰かのこともたくさんの困難があったことは、客観的事実としてはわかるけど、そこに想いは馳せられない。ただ、今、現実として野崎さんはアイドルをやっているということだけが私にとっては目に見えることで。それが揺らがないから冷静でいられるんだって。そう思うことにしました。反論は受け付けます。

 

2部は立ち見席で見ました。よく見えるとは言い難い席だったけれど、そこから見えたものもありました。ちょっと前まではこんな位置からライブを見ることになるなんて思いもしなかったなって気づきました。それほどまでの早さで規模でMeseMoa.というグループは大きくなっているのかと。そりゃあパシフィコ横浜も決まりますよ。できれば近くでパフォーマンスは見たいけど、大きな会場で、全然いい席じゃなくて遠くても、それはそれで幸せなことだなあと。どこにいても推しのことはすぐ見つけられるしね!

ああ、それにやっとNew Sunshineのありがたみを感じることができました。なんだか叱られそうな表現ですが。立ち見席からちょうど見えたのがステージの中央部分のわずかな隙間で、他の曲は野崎さんが見えたり消えたりするんですが、NSの時はずっと野崎さんがそこにいたんです!これがセンター曲か!ってわかりました。すごいねセンターって。

 

パラレルワールドの自分を自分自身で連れ戻すために何と言うか?という部分。どこにいても野崎弁当は野崎弁当で、踊ったりしている、それが野崎弁当だからというニュアンスのことを言っていました。そこにとても救われた。どうなっても野崎さんは野崎さんで、自分は自分なんだなって。多分どう転んでも野崎さんを推さない人生はない。茶推しでいてしまうのが自分なんだなってストンってきました。

なのでこれからも形はどうあれ清く正しく茶色のアイドルを推していこうと思います。2018年の悩みは2018年のうちに解消しました。ありがとう野崎さん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どう考えてもスクリーンのほうが良く見えるのに、人と人の間からわずかに見える実物の推しを見ちゃう心理ってなんなんでしょうね。

ミハルの衣装についての考察

突然ですが、今シーズンのミハルは過去にみないほど衣装が変わるのでちょっとまとめてみたいと思います。

 

が!一番大事な衣装の画像が見つけられなかった……そんなことある?笑

 

まず今シーズン初戦のU.S. International Classic

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ショートプログラム(U.S.)

 

フリーの画像を見つけられなかったんですけど、ショートの衣装のトップスが白い半袖Tシャツってだけです。(これが一番見てほしかったんだけど)

 

私服onアイス!!!!!

 

まだ9月でしたからね。衣装間に合ってないのかな?って思ったんですよ。ミハルはアメリカを拠点に練習してますが、出身はチェコなので衣装の系統もユーロ系なんですね。つまりがっつり衣装。例えば↓

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フィガロの結婚

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海賊

こんな感じですよ。This is the costume!!!って感じの。今シーズンの楽曲はロックナンバーなのでここまでのものは想像してませんけど、もうちょっと衣装らしいのが来るだろうと、グランプリシリーズに期待していたんですね。

 

ではグランプリシリーズ、アメリカ大会・フィンランド大会の衣装行ってみましょう

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ショートプログラム(skate America, Helsinki)

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フリースケーティング(skate America, Helsinki)

ん??????

ショート変わってねえな?

これ正式衣装なんすか?黒いTシャツと黒いパンツが?クイーンの名曲で?いいんすか?あれか?曲を引き立たせるためにあえてシンプルなスタイル的な?そういうあれ?

わかりました。いいでしょう。今シーズンはそういう方向性なんですね。

 

で、フリーな。

これ昨シーズンのフリーの衣装だな。Human&Stand by meだな。オリンピック思い出すな。そんなにお気に入りだったの?いや、好きよ私も。だぼっとした萌え袖衣装似合ってて好きよ。いや、でも昨シーズンと一緒じゃん?曲は変わってるじゃん?なんかパニック起きるじゃん?

あれですか?U.S. Classicでジャッジになんか言われたの?あんなロックナンバーで白Tに黒パンはないよって言われたの?もっとロックな衣装にしたほうがいいよ言われたの?でも間に合わないから昨シーズンのでいっかってしちゃったの?それともやっぱり超お気に入り衣装だから今シーズンも使っちゃおうってなったの?どうしてそうなった!

あれかな……やっぱり資金難なのかな……オリンピックのための練習費クラウドファンディングで集めてたくらいだからな。とか色々勘ぐってしまうわけ!

でも、まぁいいのよ。ミハルが好きな衣装着れば。今シーズンはこんな感じなのね。理解した。

 

と思っていたらグランプリファイナルですよ。見ます?

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ショートプログラム(ファイナル1)

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ショートプログラム(ファイナル2)

え?

衣装変わったな?

ショート、あれ?黒子スタイルやめたの?おしゃれでシックな色合いのシャツね。

 

いいじゃない!音楽に合ってると思うわ!情感たっぷりのヴォーカルにミハルの想いも乗せて滑るのにぴったりだと思うわ。ボタンの開け具合もちょうどいいし、細身のデザインも似合ってるし、白いボタンもアクセントになってていいな!す・て・き!

やっぱりあれですか。黒いTシャツに黒いパンツじゃあまりに私服onアイスだからですか。セクシーな感じで攻めたいと思ったんですか。いいと思います!

 

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フリースケーティング(ファイナル1)

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フリースケーティング(ファイナル2)

おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

すげぇ!白いTシャツの上にジャケット羽織っただけで急にロケンロール!!!

初戦はこれのジャケットないバージョンだったんです。つまりただの白いTシャツです。なのになぜ?ジャケットの力すげえ。かっこいいよーミハル!!ロックミュージシャンに見えるよ!てゆーかコレオシークエンスのとこなんか完全にロッカーだものね!

これは素晴らしい変更ですね。いや、素晴らしい。よくぞジャケットを手に入れてくれた。あれですか。+FIVEアパレルが売れたんですか。衣装作る予算ができたんですか。(黙りなさい)

これでジャッジも文句ないでしょう。完全に楽曲を表現した衣装!これは印象がいいに違いない。

 

さて、そんな衣装の変更があったグランプリファイナルの結果です。

まずはプロトコルをどうぞ。

 

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ショートプログラムスコア

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpf1819/gpf1819_Men_SP_Scores.pdf

 

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フリースケーティングスコア

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpf1819/gpf1819_Men_FS_Scores.pdf

 

PCS(演技構成点)が高い!ねぇ!めちゃ評価上がってるよ!やったね!ほとんど8点台後半。素晴らしいね。スケーティングスキルと曲の解釈が評価されてるとやっぱりうれしいね。トランジションもかなり上げてきたね。織田くんに褒められたもんね。ジャンプ着氷後すぐにステップ入れたりね。進化だね。ショートもフリーも全体の3番目のスコア出して素晴らしい。

スピンも!ショートは全部レベル4!フリーはレベル4ふたつ、レベル3ひとつ!丁寧に実施してたもんね。素晴らしいね。見てて怖くないもん。スピンヘタジナとか言われるけど(私の妹に)、もう言わせないね。

クワドサルコウはショートもフリーも高く跳びすぎた感ある。でもめっちゃ失敗ジャンプじゃないと思うから、次の試合に期待する。

にしても、ひとつミスが出ても他のジャンプは一切不安を感じさせない、安定感あるジャンプを揃えていて、今シーズンの成績の良さを支えているのを実感したよ。綺麗で大きくて流れのあるジャンプ。変なところでミスしなくなった。自信が力になってるのかな。

結果はショート3位、フリー4位、総合4位でした。メダルに手が届きそうだったからあと一歩だったの悔しいけど、7年ぶりにファイナルに出れて嬉しいと本人も言っていたし、なんだかんだ言ってフリーは自己ベスト更新してるし、喜びのほうが大きい!きっとフリー170点乗るのも夢じゃないし、ユーロではメダル獲れる。獲れる!信じてる!

 

聞いてください!ロケンロールな衣装と素晴らしい振付で、コレオシークエンス加点は1.93ですよ!全体の1位!最高!衣装変えてよかったね!※コレオシークエンスはGOE加点のみで得点が決まります。

コレオシークエンス一番加点されたde賞と会場を一番盛り上げたde賞を贈ります。

 

 

結論としてはジャケットすげぇ。

以上です。

 

 

 

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エキシビション2018

P.S.唯一ぶれてないエキシビションの衣装も最高ですよ。